筋トレと有酸素運動の順番は?効果を最大化する実践メソッドを紹介
「食事を減らしているのに体重が落ちない…」と感じる方に共通して足りないのが、“消費カロリーを増やす工夫”です。体重を減らすためには摂取カロリーを抑えるだけでなく、消費量を上げることで燃焼効率を高めることが欠かせません。特に有酸素運動と筋トレを組み合わせることで、脂肪を直接燃やす力と基礎代謝を同時に向上させることができます。
この記事では、厚生労働省のデータをもとに、ダイエット効果の高い運動の種類と実践のコツをご紹介します。科学的な根拠を押さえて、効率的に「燃える体」をつくりましょう。
方法1 有酸素運動を行う
消費カロリーを増やしたいなら有酸素運動が効果的です。
これまで運動習慣がなく、運動を始めることに抵抗感のある方もいらっしゃるかもしれませんが、有酸素運動による減量効果は合計時間に比例するといわれており、長時間続けなければならないというものではありません。
長い時間運動を続けることが難しい場合は、短時間の運動を1日に数度行うといった形で、ご自分のペースで運動に取り組みましょう。
方法2 筋トレを行う
消費カロリーを増やすには筋トレも有効です。筋トレを行うと筋肉量が増え、基礎代謝の増加につながります。
筋肉は基礎代謝のなかでも最も多くのカロリーを消費します[1]。基礎代謝を上げるためには、大きな筋肉を鍛えると効率的だといわれています。特にお尻の筋肉である大臀筋(だいでんきん)や太ももの大腿四頭筋(だいたいしとうきん)、ハムストリングは全身の筋肉に占める割合が大きいため重点的に鍛えると良いでしょう。
さらに筋トレには、交感神経やホルモンのはたらきを活性化させ、カロリー消費を促す効果もあります。筋トレは、太りにくい体をつくるためには欠かせないのですね。
[1] 厚生労働省 e-ヘルスネット「加齢とエネルギー代謝」
まとめ
いかがでしたでしょうか。ダイエットを成功させるには、「消費カロリーを増やす運動」を継続的に取り入れることが不可欠です。
重要なポイントを整理すると以下の通りです。
有酸素運動:脂質や糖質を燃料にして直接脂肪を燃焼。短時間でも積み重ねが大切 筋トレ:筋肉量を増やし基礎代謝を上げる。特に大腿四頭筋・大臀筋などの大筋群を重点的に 両者の併用で、即効性と持続性を両立できる
「痩せやすく、太りにくい体」を作るには、この2軸のバランスが鍵です。