機能性表示食品とはどんなもの?トクホとの違いやメリットを徹底解説

機能性表示食品とはどんなもの?トクホとの違いやメリットを徹底解説

2021年02月16日

2024年07月03日

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「コンビニやスーパーで機能性表示食品って書いてある商品を見かけるけど、どういう意味なのかな?」

「トクホと機能性表示食品って一体何が違うんだろう……」

普段の買い物などで目にする機会はあっても、「機能性表示食品」がどんなものかよく分からないという方は多いのではないでしょうか?

また、人が伸びをしているように見えるポーズのマークでおなじみの「トクホ(特定保健用食品)」との違いも気になっている方もいらっしゃるでしょう。

機能性表示食品とは、体脂肪を減らすはたらきをしたり、食後の血糖値の上昇を抑えたりといった、体にうれしい機能や安全性が販売企業によって確認されている食品のことです。

通称「トクホ」と呼ばれる特定保健用食品も健康に良いとされるはたらきを持つ食品ですが、トクホと機能性表示食品では企業が国へ行う申請手続きや対象商品の数が異なります

そうはいっても、どのような方法で機能や安全性の表示が許可されているのかが分からないと、少し不安になってしまいますよね。   そこで、この記事では機能性表示食品とは何かという基礎知識からトクホとの違い、そして機能性表示食品のメリットまで、詳しく解説していきます。

1.機能性表示食品とはどんなもの?

「なんとなく健康に良さそうなイメージはあるけど、機能性表示食品って一体どんなものなのかな?」

実際に店頭で見かける機会はあっても、機能性表示食品がどういうものか疑問に思っている方も多いかもしれませんね。

まずは機能性表示食品がどんなものなのかご説明しましょう。

1-1.体にうれしい「機能性」が表示されている食品

機能性表示食品とは「科学的な根拠に基づいて健康を維持するために良い効果が表示されている食品」のことです。

「機能性」という言葉が少し難しく感じられるかもしれませんが、「人の体に与える効果」といい換えればお分かりいただけるでしょう。

健康に良い食品なら何でも「機能性表示食品」と記載していいのかというと、もちろんそんなことはありません。

「機能性表示食品」と記載して食品を販売するためには、その食品に健康の維持や増進に役立つ機能があることを事業者が国に届け出る義務があります。

その際、事業者は科学的な根拠となる情報を国に提出しています。

つまり、体にうれしいはたらきが企業の責任のもと科学的に確認されている食品だといえますね。

メモ
機能性表示食品は、未成年の方・妊娠中の方・産後の方・授乳中の方・妊娠を計画している方を除く、健康な方を対象としたものです。病気の治療や予防を目的としたものではありません。また多量に摂ることで病気が良くなったり、さらに健康が増進されたりするわけではないことには注意が必要です。

1-2.消費者が自分に合った商品を探しやすいように始まった制度

「機能性表示食品」は2015年に生まれた保健機能食品の一種です。

保健機能食品とは
機能性表示食品をはじめとした、「体への効果」を商品に記載できる食品を「保健機能食品」と呼びます。

機能性表示食品が導入される以前は、保健機能食品に該当するのは「トクホ」と「栄養機能食品」だけでした。

トクホは国の個別な許可が必要であるため商品数が少なく、栄養機能食品は特定の栄養を補給することが目的の商品です。

消費者にとっては自分に合った効果を持つ食品の選択肢に限りがあったといえるでしょう。

そこで、「機能性表示食品」制度は消費者が自分の健康状態やニーズに合った商品を探しやすくなるように作られました

現在では、それぞれ多様な効果を持つ機能性表示食品が数多く販売されています。

機能性を表示できる食品

2.機能性表示食品とトクホの違いとは?

「人のマークがついているトクホと機能性表示食品では一体何が違うんだろう?」

と気になった方も多いのではないでしょうか。

機能性表示食品も特定保健用食品(トクホ)も「機能性の表示」ができる「保健機能食品」の仲間です。

機能性表示食品や、トクホの一部の商品はどのような根拠に基づいて機能が確認されているのかといった詳細な情報を公的機関のサイトで調べることができます。

また商品を発売する際に国への手続きが必要な点も共通しています。

しかし、機能性表示食品と特定保健用食品では企業が国に対して行う手続きと認証方式の内容と、該当する食品数が大きく異なっているといえるでしょう。

ここでは、機能性表示食品と特定保健用食品の違いについてご説明します。

メモ
トクホには、商品の機能の科学的根拠となる情報を公開する義務はありません。しかし、事業者や商品によっては詳細を公開している場合があります。

機能性表示食品とトクホの比較

機能性表示食品の場合は消費者庁で、トクホの場合は国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所で詳細な情報を調べることが可能です。

機能性表示食品の探し方については、後ほど詳しく解説します。

【関連情報】 「トクホの5つの種類」についてもっと知りたい方はこちら

違い1 国による審査の有無

機能性表示食品として食品を発売する際には、国による審査は行われません。

一方、特定保健用食品は商品に表示されている効果や安全性について消費者庁を中心に複数の機関が個別に詳細な審議を行います。

機能性表示食品の場合、企業は商品の販売を予定する日の60日前までに国に届け出を行う必要があります。

商品や商品に含まれる成分の効果の科学的根拠を示す資料などを消費者庁長官に届け出るのです。

機能性表示食品の発売のために企業が消費者庁に提出する届け出の内容は以下のとおりです。

【機能性表示食品の届け出の内容】

  • 当該食品に関する表示の内容
  • 企業の基本情報
  • 安全性および機能性の根拠に関する情報
  • 生産・製造および品質の管理に関する情報
  • 健康被害の情報収集体制
  • その他必要な書類

書類に不備がないことが消費者庁に認められ、事業者が届け出番号を受領すれば「機能性表示食品」として発売することができるのですね。

メモ
特定保健用食品の場合、企業は営業所所在地の都道府県知事を通じて表示許可申請書と審査申請書を消費者庁に提出し、消費者庁が消費者委員会・食品安全委員会・厚生労働省と連携して審査を行います。審査において食品の 安全性と効果が認められれば 、国立健康・栄養研究所(または登録試験機関)でのサンプル分析を経て、消費者庁が特定保健用食品として許可します。

違い2 該当する食品数

機能性表示食品と特定保健用食品は、該当する食品の数が大きく異なります。

これは機能性表示食品制度が、機能性を明示されたより多くの商品のなかから消費者が自分に合ったものを選択できるように作られたものであるためです。

また特定保健用食品は開発コストが大きく許可までに長い時間が必要になるため、特に中小企業にとってはハードルが高すぎるという問題も存在していました。

機能性表示食品の制度ができたことで、コストなどの観点から特定保健用食品の申請を諦めていた企業が機能表示を行えるようになり、多くの機能性表示食品が発売されることになったのです。

機能性表示食品は健康のために幅広い商品のなかから自分に合ったものを選ぶことができるのですね。

【関連情報】 「トクホ」についてもっと知りたい方はこちら

3.機能性表示食品にはさまざまなメリットがある

機能性表示食品として認可されている食品が数多く存在していることは先ほどお伝えしたとおりですが、健康にどのような良い影響があるかは商品によって異なります。

こちらでは、機能性表示食品にはどのようなメリットがあるのかとご自身のニーズに合った効果のある機能性表示食品の探し方をご説明しますね。

3-1.さまざまなメリットを持った食品がある

機能性表示食品は商品によってさまざまな異なるメリットを持っています

【機能性表示食品が持つはたらきの例】

  • 体脂肪を減らす
  • 血糖値の上昇を抑える
  • 血圧を下げる
  • 腸内環境を改善する
  • ストレスや疲労感を軽減する
  • 記憶力を維持する
  • 関節の動きをサポートする

機能性表示食品を利用する際には、多種多様な効果を持つ食品のなかから自分の健康状態などに合った食品を選ぶことがおすすめです。

3-2.自分に合った効果がある商品の探し方

「いろいろな機能性表示食品があることは分かったけど、自分の求める効果がある商品って結局どうやって見つけたらいいの?」

というのが気になるポイントですよね。

実は、消費者庁のWebサイトで自分の求める効果を持った機能性表示食品を検索することができます [1]。

このサイトを活用すれば自分に合った機能性表示食品を探すことが可能です。

例えば「血糖値」、「記憶力」などのキーワードを入れて検索することで、血糖値を下げる効果のある成分を含んだ食品や、記憶力をサポートしてくれる成分が入っている食品の一覧が表示されます。

また商品名の欄に「お茶」、「ヨーグルト」、「チョコレート」など食べたい食品の名前を入れて検索をすれば、その名を商品名に含む機能性食品を探すことも可能です。

気になる機能と商品名を掛け合わせて検索してみると、あなたの求める食品に出会えるかもしれませんよ。

[1] 機能性表示食品の検索は消費者庁の「機能性表示食品の届出情報検索」 で行えます。

メモ
購入して手元にある商品についてより詳細な情報を知りたい場合も消費者庁のWebサイトを活用すると良いでしょう。商品に明記されている届出番号を入力することで、どのような根拠に基づいて機能性が表示されているのかを簡単に検索できますよ。

4.機能性表示食品についてのまとめ

機能性表示食品とは、企業の責任で科学的根拠に基づいた体にうれしい機能を表示した食品のことです。

体に良い効果が記載された食品は機能性表示食品のほかにも「特定保健用食品(トクホ)」と「栄養機能食品」があります。

その中でも機能性表示食品は一番新しい制度で、消費者が正しい知識を得て自分に合ったものを幅広い選択肢のなかから選ぶことができるように作られました

トクホとの違いが気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、端的にいえば機能性表示食品とトクホの違いは「国による審査の有無」と「該当する食品数」の二点にあるといえます。

機能性表示食品は販売されている数も多く、さまざまな効果を持つ商品のなかから選ぶことができるのは魅力的なポイントですね。

消費者庁のホームページの検索機能を上手に活用すれば、自分に合った機能性表示食品を簡単に見つけ出すことができます。

普段口にする食べ物やおやつ、飲み物などを選ぶ際、ぜひ機能性表示食品を役立ててみてくださいね。

この記事の監修者

高取優二
高取優二
埼友クリニック
外来部長

【経歴】
医学博士、腎臓専門医。1975年生まれ。鳥取大学医学部卒業後、岡山大学病院腎・免疫・内分泌代謝内科などを経て、現在は埼友クリニック外来部長。抗加齢医学(アンチエイジング)の観点から、腎臓病を捉えなおす新たな手法に取り組んでいる。日本腎臓学会専門医・指導医、日本透析医学会専門医・指導医、日本抗加齢医学会専門医。

【出演番組等】
中京テレビ(日本テレビ系)「それって!?実際どうなの課」など出演。NHK「趣味どきっ!」、日本テレビ「ザ!世界仰天ニュース」、日本テレビ「ニノさん」、TBS テレビ「水曜日のダウンタウン」、TBSテレビ「マツコの知らない世界」、フジテレビ「坂上どうぶつ王国」、テレビ朝日「マツコ&有吉 かりそめ天国」などバラエティ番組やテレビドラマの医療監修、番組のロケ時問診や救急対応も行う。

【著書情報】
「人は腎臓から老いていく」(アスコム刊)

【執筆論文情報】
»Icodextrin Increases Technique Survival Rate in Peritoneal Dialysis Patients with Diabetic Nephropathy by Improving Body Fluid Management: A Randomized Controlled Trial, Clin J Am Soc Nephrol. 2011 Jun;6(6):1337-44

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