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そばかすとは?原因やシミとの違い、予防法を分かりやすく解説!

2023年8月8日

ビューティー

「そばかすとシミって何が違うんだろう?」

「そばかすができる原因ってなんだろう?」

そばかすがなぜできるのか分からず悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そばかすは顔を中心に現れる茶色の斑点で、遺伝や紫外線などの影響により発生するものといわれています。

そばかすの見た目からシミと勘違いされる方も多いかと思いますが、実はいくつか違いがあります。

この記事ではそばかすとシミとの違いやそばかすの種類、そばかすを濃くしない方法について紹介していきます。

そばかすに悩まされている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.そばかすとは

「そばかすってどんなもののことをいうの?」

このようにそばかすの存在を知っていてもどんなものを指すのかわからない方や、シミとの違いが分からない方も多いのではないでしょうか。

実はそばかすはシミの一種であるもののさまざまな点に違いがあります

そばかすはシミよりもやや小さめのサイズのものが多い傾向にあり、発生場所もシミが主に額や頬、耳前部などであるのに対して、そばかすは顔を中心に手、腕、肩、背部などによく見られます。

また発生時期はシミが加齢とともに発生しやすくなるのに対して、そばかすは成人や幼少期に発生するものが多いという違いがあります。

このようにそばかすはシミの一種でありながら、発生時期や場所、大きさなどに違いがあることが分かりますね。

2.そばかすができる原因

「そばかすは何が原因でできるんだろう?」

そばかすの原因を知ることで予防に役立てたいと考えている方もいらっしゃるかもしれませんね。

そばかすの多くは遺伝によるもので、完全に予防することは困難とされています。

そばかすは「メラニン色素」が肌の内側で過剰に蓄積されることでできます

メラニン色素とは
肌や髪の色を決める色素です。メラニン色素には黒褐色系の「ユーメラニン」と黄赤色系の「フェオメラニン」があります。メラニン色素は紫外線や摩擦などの刺激から肌を守るために皮膚の内側で発生します。このメラニン色素が蓄積することでそばかすやシミを発生させます。

健康な肌の場合はターンオーバーによってメラニン色素を排出するため、メラニン色素のバランスが保たれ、シミやそばかすにはなりません。

ターンオーバーとは
肌の代謝の仕組みのことです。皮膚の一番奥で作られた新しい皮膚細胞が徐々に上に押し上げられ、肌の表面に出てきます。その後表面に出た皮膚細胞があかや古い角質として剥がれ落ち、また新しい皮膚細胞に入れ替わるという流れでターンオーバーが行われます。

しかし、紫外線の浴び過ぎや表皮・真皮細胞の機能異常など表皮細胞を構成する「ケラチノサイト」に異常が出るとメラニン色素が過剰に生成され、その色素が沈着することでそばかすになります。

メモ
メラニンはシミ・そばかすの原因になるため、一見悪いものと考えられがちですが、メラニンには紫外線を吸収することで、紫外線による肌へのダメージや皮膚がんなどの病気を防ぐはたらきがあります。

3.そばかすの種類

「そばかすは幼少期にできることが多いと聞くけど、大人になってからできるものもあるの?」

そばかすは幼少期に発生するケースが多く見られますが、皮膚へのダメージによって成人期以降にできることもあります。

ここからは遺伝によってできるそばかすと遺伝以外の要因でできるそばかすの特徴について解説していきます。

3-1.遺伝によるそばかす

遺伝によるそばかすとは遺伝的な理由によって幼少期から発生するそばかすのことです。

遺伝によるそばかすは幼児期に発生し、その後思春期にピークを迎え、成長と共にだんだんと目立たないようになります

成人になるころまでには消えているケースがほとんどです。

そばかすが多く濃いところは紫外線を吸収しやすく、皮膚への刺激やダメージにつながるため、紫外線対策をして濃くならないような対策をとりましょう。

3-2.遺伝以外の要因でできるそばかす

そばかすは主に遺伝によるものが多く見られますが、遺伝以外にも紫外線や皮膚への摩擦、ストレスなど外的要因によって発生するものもあります

遺伝以外の要因でできるそばかすの発生には「活性酸素」が関わっています。

活性酸素とは
呼吸で取り込む大気中の酸素よりも活性化された酸素あるいはその関連分子のことです。活性酸素はほかの物質を酸化させる力が非常に強いという特徴があります。体内の代謝でさまざまな成分と反応し、過剰に産生されることで細胞傷害や老化、がんなどを引き起こす可能性があると注目されています。活性酸素は紫外線や皮膚への摩擦、ストレスによって産生されます。

過剰に発生した活性酸素による皮膚細胞の損傷を防ぐために、メラニン色素が大量に生成され、そのまま蓄積した一部がそばかすやシミになります

また遺伝以外の要因でできたそばかすは、年を取っても自然と消えることはないという特徴もあります。

4.そばかすができやすい人の特徴

「そばかすができやすい人にはどんな特徴があるのかな?」

どんな人にそばかすができやすいのか気になるという方も多いのではないでしょうか。

ここからはそばかすができやすい人の特徴を三つ紹介します。

ご自身が該当するかどうかチェックしてみてくださいね。

4-1.色白

手で顔のパーツを隠した女性

そばかすができやすい人の特徴の一つ目は、色白な人です。

そばかすと聞くと白人や色白の人によく見られるという印象を持つ方も多いかもしれません。

実際に白人や色白の人は遺伝的にフェオメラニンが多く、そばかすができやすい傾向にあるといわれています。

日本人のなかにも遺伝の関係でフェオメラニンが多い人はいますが、日本人や東洋人はユーメラニンを多く保有していることが多いようです。

4-2.髪色が明るい

髪の毛が長い女性の後姿

もともと髪色がライトブラウンのように明るい色の人は、そばかすができやすい可能性があります

髪色が明るい人は色白な人と同様にフェオメラニンを多く保有している可能性があります。

日本人にも当然フェオメラニンが多い人はいます。

もし生まれつき髪色が明るい場合には、そばかすができやすい可能性があるため紫外線や肌への刺激には特に注意しましょう。

4-3.家族にそばかすがある人がいる

家族で散歩をしている画像

家族にそばかすがある人がいる場合にも、そばかすができやすい可能性があります。

そばかすができる原因は遺伝によるものが大きく、そばかすができる人は両親もしくは両親のうちのどちらかからフェオメラニンの多い体質が遺伝している可能性が考えられます。

両親にそばかすがないにもかかわらずそばかすがあるという人は、祖父母からそばかすができやすい体質が遺伝している可能性があります。

5.そばかすを濃くしないための方法

「そばかすを濃くしないためにはどんな方法が有効なのかな……」

そばかすを簡単に消す方法はないものの、日頃の対策によって予防できるならその方法を知りたいですよね。

ここからはそばかすを濃くしない方法を六つ紹介します。

予防法1 紫外線対策をする

紫外線予グッズ

そばかすを濃くしないためには、紫外線対策を入念に行うことが重要です

紫外線は「メラノサイト」を刺激しメラニン色素を発生させる原因になります。

メラノサイトとは
メラニン色素を産生する細胞のことです。

そのため紫外線を浴びるとメラニン色素が大量に生成され、蓄積されることでそばかすが濃くなってしまいます

紫外線から肌を守るためにも、日傘や日焼け止めクリームなどを使った紫外線対策を行うようにしましょう。

近所への買い物や洗濯物干しなどの短時間しか外にいない場合であっても、油断せず紫外線対策をすることが重要です。

また紫外線は年中降り注ぐため、夏だけでなく通年紫外線対策を行うようにしましょう。

紫外線は夏に多いと思われがちですが、初夏にはピークを迎えています。

冬が終わった後は肌が乾燥によって弱っているので、紫外線によるダメージを受けやすくなっている点にも注意が必要です。

予防法2 肌に刺激を与えないようにする

洗顔を泡立てる人

肌に刺激を与えないようにすることも重要です

こすったりかいたりという行為も肌への刺激になります。

普段洗顔後やお風呂上り後にタオルで肌をゴシゴシと拭く人は知らぬ間に肌を刺激していることになるので気を付けましょう。

このような物理的な刺激を受けてもメラノサイトは刺激され、肌を守るためにメラニン色素を生成します。

メラノサイトを刺激し、そばかすを濃くしないためにもできるだけ肌に刺激を与えないようにしましょう。

例えば洗顔時なら洗顔ブラシや手でゴシゴシと強くこすらず、肌を刺激しないよう優しく洗うことです。

またメイクをする方は長時間メイクをすると乾燥や刺激によって肌の調子が崩れやすくなるため、しっかりメイクを落としたり、ノーメイクの日を作って肌を休ませたりすることも重要です。

他にも肌のバリア機能を保つためにも、日頃から化粧水などを使った保湿ケアを怠らないようにしましょう

予防法3 バランスの良い食事を心掛ける

和食の画像

健康的な肌を保つためには、バランスの良い食事を心掛け必要な栄養素を摂取することが重要です。

食事から必要な栄養素が摂取できないと、栄養バランスが崩れ肌のターンオーバーが乱れてしまいます。

ターンオーバーが乱れると生成されたメラニン色素が排出されずに蓄積してしまうため、そばかすの原因になります。

厚生労働省が発表する食事バランスガイドを参考に、「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」の五つがバランス良くなるような食事を心掛けましょう。

また栄養素のなかにはメラニン色素の生成を抑えるものや、メラノサイトを刺激する「活性酸素」を消去するものもあります。

【シミ・そばかす予防に摂取したい栄養素】

  1. ビタミンC:メラニン色素の生成を抑える
  2. ビタミンE:活性酸素を消去する
  3. システイン:メラニンの生成を抑え、そばかすを改善すると期待されている

バランスの良い食事を心掛けるとともに、これらの栄養素が含まれる食品を積極的に摂取するようにしましょう。

予防法4 生活リズムを整える

明るい窓際で深呼吸する女性

生活リズムを整え規則正しい生活を送ることも重要です。

私たちの肌はターンオーバーによって古くなった皮膚が角質やあかとして剥がれ落ち、新しい皮膚細胞に生まれ変わっています。

生成されたメラニン色素を蓄積させず排出させるには、肌のターンオーバーのはたらきを正常に保つ必要があります。

ターンオーバーのペースを一定に保つためには、毎日同じタイミングで食事や睡眠をとるようにすることが重要です。

特に睡眠中は分泌される成長ホルモンが多く、ターンオーバーが活発に行われるため、しっかり寝るようにしましょう。

また習慣的な運動を行うことも深い睡眠を得られるようになるといいます。

運動のタイミングとしては就寝から3時間ほど前の夕方から夜にかけての時間帯がおすすめです。[1]

ただし就寝直前の運動は体が興奮してしまうため、控えるようにしましょう。

[1] 厚生労働省 e-ヘルスネット「快眠と生活習慣」

予防法5 ストレスを発散する

ジョギングする人

ストレスを発散することもそばかすを濃くしないことに関係しています。

ストレスは肌のターンオーバーを乱す一因であるため、ストレスを発散することがターンオーバーを正常に保ち、そばかすを防ぐことになります。

運動したり読書をしたりと自分に合ったストレス発散法を見つけ、ストレスをため込まないようにしましょう

6.そばかすについて まとめ

そばかすとは顔を中心に手、腕、背中、肩などにできる細かい茶色の斑点のことです。

そばかすには先天的なものと後天的なものがあります。

前者は幼少期から成長するにつれ濃くなり、思春期をピークに徐々に薄くなるのが特徴で、後者は紫外線や摩擦などの皮膚への刺激によってでき、加齢によって自然に消えないという点が特徴です。

そばかすは遺伝が主な原因ですが、紫外線や肌への摩擦などの肌の刺激によっても濃くなります

そばかすを完全に防ぐのは難しいといえますが、紫外線対策や食生活、運動、睡眠などの生活習慣を改善することが予防法につながります

またストレスもターンオーバーを乱す原因の一つといわれているため、自分に合った方法でストレスを発散させましょう。

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