Medi Palette

ランキング

離乳食の適切な量はどれくらい?初期から完了期までの目安量を紹介

2023年8月23日

ボディコンディション

「離乳食は初めてで、どのくらいの量をあげて良いか分からない……。」

「あまり食べないけど何を工夫したら良いのかな?」

このように離乳食の量についてお悩みの方は多いのではないでしょうか。

特に初めての方は、分からないことだらけで不安に感じることもあるかもしれませんね。

この記事では、初期から完了期の各時期における離乳食の目安量や、それに関する悩みの対処法についてご紹介します。

離乳食を進める際の参考にしてくださいね。

1.離乳食の目安量

離乳食とは、母乳やミルクから幼児食へ移行する期間の間に与える食事のことです。

成長に伴って栄養素やエネルギーが母乳やミルクでは足りなくなるため、それを補完するために与えられます。

離乳食の目安量は、厚生労働省が発表している「授乳・離乳の支援ガイド」で提示されています。

各時期の目安量について詳しく紹介していきましょう。

1-1.初期(5カ月〜6カ月)

初期(5カ月〜6カ月)

離乳食初期は食べ物の味や食感に慣れ、飲み込むことを覚えていく時期です。

まずはつぶしがゆを1さじずつ与えることから始めていきます*1。

メモ
日本では一般的に小さじのことを1さじと表現するため、離乳食での「1さじ」も「小さじ1杯」のことと考えて良いでしょう。離乳食用スプーンだと約3杯〜4杯の量になります*2。

慣れてきたら少しずつ量を増やし、野菜や果物、豆腐や白身魚、卵黄などのたんぱく質も試しましょう。

量を増やすスケジュールは下の図を参考にしてください。

初期(5カ月〜6カ月)

開始から1〜2カ月で主食を5さじ、野菜・果物を5さじ、たんぱく質を3さじくらいまで増やすイメージで進めていくと良いでしょう*3。

ただし食べられる量には個人差があるので、必ずしもこの量に届かなくても大丈夫です。

スプーンに慣れて飲み込むことができるようになれば、食べられなかったとしても問題はありません。

初期の進め方についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

*1 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド

*2 一般社団法人 母子栄養協会「離乳食1さじってどのくらい?

*3 富士見市「離乳初期(生後5か月~6か月頃)

1-2.中期(7カ月〜8カ月)

中期(7カ月〜8カ月)

離乳食中期は1日2回食になり、舌でつぶせる固さのものが食べられるようになる時期です*4。

下記の量を目安に、食事の量を増やしていきましょう。

【離乳食中期における1回あたりの目安量】

穀類全がゆ50g〜80g
野菜・果物20〜30g
たんぱく質10〜15g
10〜15g
豆腐30〜40g
卵黄1個〜全卵3分の1個
乳製品50〜70g

厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」をもとに執筆者作成

上記の量は一つの食材を使うときの目安量なので、レシピで複数の食材を使うとき(魚と豆腐を使う、2種類〜3種類の野菜を使うなど)は量を調整するようにしてください。

この時期はまだ、必要な栄養の多くを母乳やミルクから得ています

母乳やミルクは離乳食後に与え、さらに母乳は授乳のリズムに沿って子どもが欲しがるだけ、ミルクは1日3回程度を目安に与えましょう*4。

中期の進め方についての詳細はこちらの記事で解説していますので、参考にしてください。

*4 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド

1-3.後期(9カ月〜11カ月)

後期(9カ月〜11カ月)

後期からは1日3回食になり、歯茎でつぶせる固さのものが食べられるようになります*5。

以下の目安量を参考に、子どもの食欲に合わせて量を増やしていきましょう。

【離乳食後期における1回あたりの目安量】

穀類(全がゆ)全がゆ90g〜軟飯80g
野菜・果物30〜40g
たんぱく質
15g
豆腐45g
全卵2分の1個
乳製品80g

厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」をもとに執筆者作成

野菜やたんぱく質など同じ食品群で複数の食材を使うときは、それぞれの食材の量を調節してください。

離乳食でおなかいっぱいになれば、食後の母乳やミルクは飲まなくなることもあります。

しかし栄養面ではまだ母乳やミルクは必要な時期なので、離乳食後以外のタイミングで飲ませるようにしましょう。

母乳は授乳のリズムに沿って子どもが欲しがるだけ、ミルクは1日2回程度与えてください*5。

後期の具体的な進め方についてはこちらの記事 で解説しています。

*5 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド

1-4.完了期(12カ月〜18カ月)

完了期(12カ月〜18カ月)

完了期になると、1日3回の食事と1〜2回の補食で、必要なエネルギーや栄養素の大半を補うようになります*6。

形のある食べ物をかみつぶせるようになり、手づかみ食べからだんだんと道具を使うことを覚え、自分で食べる準備をしていく時期でもあります。

完了期における離乳食の目安量は以下のとおりです。

【離乳食完了期における1回あたりの目安量】

穀類軟飯90g〜ご飯80g
野菜・果物40〜50g
たんぱく質
15〜20g
豆腐50〜55g
全卵2分の1〜3分の2個
乳製品100g

厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」をもとに執筆者作成

中期・後期と同様に、複数の食材を使うときは量の調整をするようにしてください。

母乳やミルクは、子どもの離乳食の進み具合に応じて与えます。

離乳の完了は母乳やミルクを全く飲まない状態ではないので、やめることにこだわらなくても大丈夫です。

*6 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド

2.離乳食の量に関する悩みの対処法

「頑張って食べさせているけど、なかなか食べてくれない……。」

「食べてもまだ欲しがるけど、食べ過ぎは問題ないのかな?」

このように離乳食の量について悩んだり困ったりしている方もいるかもしれませんね。

ここからは離乳食の量に関する悩みについて、考えられる理由やその対処法を解説していきましょう。

2ー1.食べる量が少ないとき

食べる量が少ないとき

離乳食をなかなか食べない、食べるけれど量が少ないというときは、いくつかの理由が考えられます。

開始したばかりの頃は食べ物に慣れていないために、なかなか食べてくれないことがあります。

食べないときは無理をせず、別の日に与えてみましょう。

離乳食用スプーンに抵抗を示す子どももいるので、材質が違うものに変えてみたり、口に入れる前に軽く唇に当てて安心させてあげたりという工夫も必要かもしれません。

おなかが空いていなくて食べられない、ということも考えられます。

授乳の間隔が空いているか、補食の時間や量、内容を見直してみましょう。

合間で散歩に行ったり遊んだりして、体を動かすよう促して空腹感が持てるようにすることも大切です。

食材の大きさや固さ、味付けを変えたり、調理方法を工夫したりすると食べてくれるようになることもあります。

特に1歳を過ぎると味覚が発達してくるため、あまり薄味だと物足りなくなるかもしれません。

この時期になると調味料も使えるようになりますので、少量使って味付けをしてみると良いでしょう。

メモ
食べる量が少なく小柄な体格でも、子どものペースで体重が増えていて元気であれば大きな問題はありません。母子手帳に掲載されている「成長曲線」を確認し、それに沿って身長と体重が増えていれば、平均値でなくても大丈夫です。もし生後9カ月を過ぎても母乳やミルク以外の食べ物を食べないときは小児科医に相談し、鉄不足などの栄養状態や成長発達を確認してもらいましょう。

2-2.量を食べ過ぎるとき

量を食べ過ぎるとき

離乳食を食べ過ぎるときは、食べるスピードに注目してみましょう。

もしすぐに飲み込んでしまうようなら、噛む回数が足りないのかもしれません。

食材を少し大きめにしてみたり、固さを変えたりしてみてください。

口の中に食べ物をとどめて噛むようになれば、食べる量が落ち着いてくることがあります。

2-3.食べる量にムラがあるとき

昨日はよく食べていたのに今日は食べない、最近急に食べなくなったなど、食べる量が一定せずムラが見られることがあります。

離乳食に慣れて飽きたり、成長に伴って興味関心が広がったりして、しっかり食べないことも多いです。

体調や気分にも左右されるので、1回の食事量にこだわり過ぎず、食事そのものを楽しむことを大切にしましょう。

子どもを追いかけてまで食べさせようとすることは、食事と遊びのメリハリが付けられなくなるので避けた方が良いでしょう。

食べる量は少量でも良いので、食事と遊び、睡眠の生活リズムを付けることを心掛けてください。

食事量については、1週間くらいの長い目線で見るようにすると良いでしょう。

3.離乳食で大切なのは「食事を楽しむ」こと

離乳食で大切なのは「食事を楽しむ」こと

離乳食の目安量は必ず食べさせなければならない量ではないので、気にし過ぎる必要はありません。

食欲や成長発達は子どもによって差があるので、食べる量にも個人差があって当然のことです。

育児書に書かれているスケジュールだけに従うのではなく、子どもの様子に合わせて進めていくようにしましょう。

離乳食をあげるときに注目したいポイントは、食べた量ではなく子どもの反応や表情です。

無理に食べさせようとするとかえって嫌がることもあるので、焦らず見守ってあげてください。

子どもにとって離乳食は食べる能力を獲得する機会であると同時に、食事の楽しさを知る機会でもあります。

準備する保護者の方も無理をせず、子どもと一緒に食事を楽しむことを大切にしましょう。

4.離乳食の目安量について まとめ

離乳食は初期〜完了期の各時期で目安量が提示されています。

それを参考にしながら、子どもの食欲や成長発達に合わせた量を与えてみてください。

最初はなかなか慣れずに食べてくれなかったり、順調に食べていたのに急に食べなくなったりすることもあるでしょう。

そのようなことは珍しいことではないので、上手くいかないと焦る必要はありません。

大切なことは目安量をきちんと食べることではなく、食事を楽しむことです。

頑張り過ぎずに子どものペースに合わせながら、離乳食を進めていきましょう。

next

ボディコンディション

ちょっと気になる体の知識

血圧や血糖値などヘルスケアに関する情報について解説しています。日ごろ気になる体の調子や栄養素などについての説明をしています。

最新記事
New
最新記事
ゴーヤに含まれる栄養素とそのはたらきは?おいしく食べるコツも紹介

ゴーヤに含まれる栄養素とそのはたらきは?おいしく食べるコツも紹介

2023年12月6日

小松菜から摂取できる栄養素とは?おいしく食べるためのコツも紹介

小松菜から摂取できる栄養素とは?おいしく食べるためのコツも紹介

2023年12月5日

ダンベルスクワットとは?正しいフォームや効果、ポイントを解説!

ダンベルスクワットとは?正しいフォームや効果、ポイントを解説!

2023年12月4日

みかんに含まれる栄養素とそのはたらきとは?選び方や保存方法も紹介

みかんに含まれる栄養素とそのはたらきとは?選び方や保存方法も紹介

2023年11月30日

セロリに含まれる栄養素とそのはたらきは?選び方や食べ方も解説

セロリに含まれる栄養素とそのはたらきは?選び方や食べ方も解説

2023年11月29日

りんごに含まれる栄養素とそのはたらきは?選び方や食べ方も解説

りんごに含まれる栄養素とそのはたらきは?選び方や食べ方も解説

2023年11月28日

なすに豊富な栄養素とは?カロリーや特徴、選び方や保存方法を紹介

なすに豊富な栄養素とは?カロリーや特徴、選び方や保存方法を紹介

2023年11月27日

サウナで血圧はどう変化する?高血圧・低血圧の注意点

サウナで血圧はどう変化する?高血圧・低血圧の注意点

2023年11月24日

PMSとは?月経前症候群の主な症状や受診の目安、治療法を解説

PMSとは?月経前症候群の主な症状や受診の目安、治療法を解説

2023年11月23日

にんにくに含まれる栄養素は?選び方や保存方法、食べ方のコツも解説

にんにくに含まれる栄養素は?選び方や保存方法、食べ方のコツも解説

2023年11月22日

デイリーランキング
Daily Ranking
デイリーランキング
血圧が低いとどんな症状が出る?低血圧の原因と自分でできる対処法

血圧が低いとどんな症状が出る?低血圧の原因と自分でできる対処法

2023年8月3日

1

血圧の年代別・男女別平均値を紹介!基準値や高血圧の改善方法は?

血圧の年代別・男女別平均値を紹介!基準値や高血圧の改善方法は?

2023年8月8日

2

胃に優しい食べ物とは?食品の選び方や具体例、調理のポイントを紹介

胃に優しい食べ物とは?食品の選び方や具体例、調理のポイントを紹介

2023年8月7日

3

血圧の下が高いときのリスクとは?原因と今からできる予防策まで解説

血圧の下が高いときのリスクとは?原因と今からできる予防策まで解説

2023年9月20日

4

血圧の正常値とは?高血圧・低血圧の基準とリスクを知って対策しよう

血圧の正常値とは?高血圧・低血圧の基準とリスクを知って対策しよう

2023年11月30日

5

血圧を下げる方法は?食事や運動などの生活習慣改善のポイントを解説

血圧を下げる方法は?食事や運動などの生活習慣改善のポイントを解説

2023年8月8日

6

背中を鍛える部位別筋トレ!筋肉の種類や効率的に鍛えるコツも解説

背中を鍛える部位別筋トレ!筋肉の種類や効率的に鍛えるコツも解説

2023年9月27日

7

カリウムを豊富に含む食べ物は?効果と摂取基準も解説

カリウムを豊富に含む食べ物は?効果と摂取基準も解説

2023年11月1日

8

血圧の上と下の差はどれくらいが正常?健康な数値や改善策を解説

血圧の上と下の差はどれくらいが正常?健康な数値や改善策を解説

2023年8月28日

9

たんぱく質を摂り過ぎるとどんな影響がある?摂取目安量や注意点も解説

たんぱく質を摂り過ぎるとどんな影響がある?摂取目安量や注意点も解説

2023年9月14日

10

Medi Palette
症例、症状から探す
ジャンルから探す
next

ダイエット

健やかな体を目指して

next

ボディコンディション

ちょっと気になる体の知識

next

メンタル

ストレスとうまく付き合うために

next

アンチエイジング

いつまでも健やかに

next

ビューティー

美しく心と体を保つ

next

その他

その他の健康関連情報

株式会社ロッテ

© LOTTE Co.,Ltd. All rights reserved.