CORE PALETTE
ミネラルとは?栄養素としてのはたらきや摂取源となる食べ物を紹介のサムネイル

ミネラルとは?栄養素としてのはたらきや摂取源となる食べ物を紹介

「ミネラルにはどんなものがあるんだろう?」

「ミネラルにはどんなはたらきがあるのかな?」

ミネラルという栄養素が存在することは知っていても、どんな種類があってどんなはたらきをするのかよく知らないという方もいらっしゃるでしょう。

ミネラルにはさまざまな種類があり、それぞれが異なるはたらきをします

この記事では、そもそもミネラルとは何か、どのような種類があるのかを解説します。

各ミネラルのはたらきや、摂取源となる食べ物、適切な摂取量についてもご紹介するので、日々の食生活の参考にしてくださいね。

1.ミネラルとは

「ミネラルってそもそも何だろう?」

「ミネラルは何種類あるのかな?」

ミネラルという言葉を見聞きしたことはあっても、ミネラルがどういうものなのかよく分かっていない方も多いのではないでしょうか。

ミネラルは地球上に存在する118種類の元素から、水素(H)、炭素(C)、窒素(N)、酸素(O)を除いた元素の総称です[1]。

「無機質」とも呼ばれます。

このうち栄養素として摂取する必要があるものを「必須ミネラル」といい、現在は16種類あることが分かっています[2]。

メモ
栄養素とは、食べ物に含まれる成分のうちヒトの体に必要なもののことです。炭水化物(糖質)、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルがあります。これらはまとめて「五大栄養素」とも呼ばれます。

16種類の必須ミネラルに該当するものは、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、リン(P)、硫黄(S)、塩素(Cl)、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、銅(Cu)、マンガン(Mn)、ヨウ素(I)、セレン(Se)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、コバルト(Co)です。

メモ
必須ミネラルの種類は今後の研究で増える可能性があります。

[1] 公益財団法人 つくば科学万博記念財団「元素は万物のもと

[2] 国立研究開発法人 国立循環器病研究センター「栄養に関する基礎知識

2.必須ミネラルの分類

厚生労働省は16種類の必須ミネラルのうち、13種類に摂取量の基準(食事摂取基準)を設定しています [3]。

これら13種類のミネラルは体に必要な量に応じて「多量ミネラル」と「微量ミネラル」に分類されます。

その他の必須ミネラルには食事摂取基準は設定されていません。

この章では必須ミネラルの分類について解説します。

必須ミネラルの分類

[3] 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)

2-1.多量ミネラル

多量ミネラルは、必須ミネラルのうち体内で比較的多くの量が必要とされるものです。

ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンの5種類が多量ミネラルに該当します [4]。

[4] 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)

2-2.微量ミネラル

微量ミネラルは、必須ミネラルのうち体にとって必要な量が少ないミネラルです。

鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンの8種類が微量ミネラルに該当します [5]。

[5] 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)

2-3.その他の必須ミネラル

必須ミネラルのうち硫黄、塩素、コバルトの3種類のミネラルには、食事摂取基準が設けられていません

また食品に含まれる栄養成分の含有量が掲載されている文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」にも、これらのミネラルのデータは記載されていません。

はたらきや必要量についても明確な根拠となる資料がないため、この記事では解説を割愛しています。

3.必須ミネラル13種類のはたらき

「必須ミネラルにはどんなはたらきがあるのかな?」

体に必要とされるミネラルが具体的にどのようなはたらきを持つのか気になる方もいらっしゃるでしょう。

必須ミネラルは体液のバランスを保ったり骨や歯を構成したりと、それぞれ体の機能を維持する上で重要なはたらきをしています。

不足したり過剰に摂取したりすると健康を損ねる恐れがあるので適切に摂取することが重要です。

ここでは、13種類の必須ミネラルのはたらきについて解説します。

3-1.ナトリウムのはたらき

ナトリウムは、体内では主に細胞外液(細胞の外側にある体液)に存在していて、浸透圧を調節することで細胞外液を適切な量に保っています

またナトリウムには体の中の酸性・アルカリ性のバランスを保つはたらきもあります。

さらにナトリウムは胆汁や膵液(すいえき)、腸液などの消化液の材料にもなります。

メモ
胆汁は肝臓でつくられ、脂肪を分解するのに必要な消化液です。膵液は膵臓(すいぞう)でつくられる消化液で、炭水化物、脂肪、たんぱく質を分解するための消化酵素を含みます。腸液は小腸から分泌される消化液で、多くの消化酵素を含んでいます。

なお、ナトリウムは主に食塩(塩化ナトリウム)の形で摂取されます

通常の食生活を送っていれば、ナトリウムが不足することはありません。

むしろナトリウムを摂り過ぎることによる健康への悪影響が懸念されています。

ナトリウムの過剰摂取はむくみや口の渇き、高血圧を引き起こす原因になる他、胃がんや食道がんのリスクを高めるともいわれています。

特に日本人の食塩摂取量は世界的に見ても高い傾向にあるため、摂り過ぎには注意が必要です。

ナトリウムについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ナトリウムとは?体内でのはたらきや摂取目標量、摂取の注意点を解説

3-2.カリウムのはたらき

カリウムは、細胞内液(細胞の内側にある体液)の浸透圧を維持するはたらきをしています

また神経の興奮や筋肉の収縮に関わったり、体液の酸性・アルカリ性のバランスを保ったりもしています。

その他のカリウムの重要なはたらきとして、ナトリウムの排せつを促す作用が挙げられます。

このためカリウムはナトリウムの摂り過ぎを調整し、血圧を下げる方向にはたらくのです。

カリウムが不足するとこれらのカリウムが関わる体の機能に影響が及ぶ他、脱力感や食欲不振、筋無力症、精神障害、不整脈などの症状が現れることがあります。

一方で、カリウムを大量に摂取したとしても体内で調節されるため、健康な人であれば過剰摂取による不調が生じる心配は少ないとされています。

日本人はナトリウムの摂取量が多いため、カリウムを積極的に摂取するとでしょう。

カリウムについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

カリウムとは?はたらきや摂取すべき量、摂取源となる食品を紹介

注意!
腎臓の機能が低下するとカリウムを排せつする機能が弱まるため、血中のカリウム濃度が高くなる「高カリウム血症」に陥る恐れがあります。高カリウム血症では不整脈が生じ、最悪の場合には心臓が止まり死に至ることもあります。腎機能が低下している方はカリウムの摂取量に注意しましょう。

3-3.カルシウムのはたらき

カルシウムは骨や歯の材料となるミネラルです。

またカルシウムには血液の凝固を促して出血を予防する、心筋の収縮作用を増やす、筋肉の興奮を抑えるといったはたらきがあります

カルシウムは人体に最も多く存在するミネラルで、成人の体内には約1kg含まれています[6]。

また、ごく一部は血液や筋肉、神経内に存在しています。

ヒトの体には、血中カルシウム濃度の低下に応じて骨からカルシウムが溶け出し、血中濃度を一定に保つ機能が備わっています。

このため、血中カルシウム濃度が低い状態が続くと骨粗しょう症となる恐れがあります

骨粗しょう症とは 骨がもろく弱くなり、骨折しやすくなった状態のことです。

一方でサプリメントなどによる過剰摂取では、他のミネラルの吸収が抑制されるといわれているため注意が必要です。

カルシウムについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

カルシウムとは?はたらきや過不足の影響、適切な摂取量について解説

[6] 厚生労働省 健康づくりサポートネット「カルシウム

3-4.マグネシウムのはたらき

マグネシウムはカルシウムと密接に関わり、骨の健康を維持するミネラルです。

またマグネシウムはほとんど全ての代謝に欠かせません

代謝とは
栄養素を生命の維持に必要な物質やエネルギーに変える体内の化学変化のことです。代謝には酵素と呼ばれるたんぱく質が触媒として必要とされます。酵素はそれぞれ異なるはたらきをし、なかには補酵素と呼ばれる物質がなければ作用しないものがあります。

マグネシウムは非常に多くの反応に補酵素として関わっているのです。

マグネシウムは全ての細胞や骨に存在しており、食品にも幅広く含まれています。

このため通常の食事をしていれば、マグネシウムが不足することはほとんどありません。

一方でサプリメントなどからマグネシウムを過剰に摂取した場合、下痢などの消化器官の症状が現れる恐れがあるため注意が必要です。

マグネシウムについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

マグネシウムとは?はたらきや食事摂取基準、摂取源となる食品を解説

3-5.リンのはたらき

リンは全ての生物に必須で、ヒトの体内にはカルシウムの次に多く含まれているミネラルです。

エネルギーや脂質の代謝において重要なはたらきをしている他、カルシウムと共に骨をつくる作用も有しています。

リンは成人の体内には最大約850g存在しており、その約85%は骨に含まれます[7]。

また約14%が筋肉や臓器、血管、皮膚などの軟組織や細胞膜に、約1%が細胞外液に存在しています[7]。

リンは日常的に摂取するさまざまな食品に豊富に含まれているため、通常の食生活を送っていれば不足の心配はほとんどありません。

一方で長期的にリンを過剰摂取すると、腎機能の低下や副甲状腺機能の亢進(こうしん)、カルシウムの吸収抑制などが起こることが分かっています。

リンについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

リンとは?はたらきや過不足による影響、食事摂取基準などを紹介

[7] 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)

3-6.鉄のはたらき

鉄には体内で赤血球の「ヘモグロビン」として酸素を運搬する作用があります

また、さまざまな酵素を構成する要素としてもはたらきます。

体内の鉄は酸素を運搬したり酵素としてはたらいたりする「機能鉄」と、鉄の貯蔵や輸送に使われる「貯蔵鉄」に分けられます。

貯蔵鉄は肝臓や脾臓(ひぞう)、骨髄などに蓄えられます。

鉄が不足すると、鉄欠乏性貧血と呼ばれる貧血を引き起こすため注意が必要です。

鉄欠乏性貧血の主な症状は、頭痛や目まい、動悸(どうき)、息切れなどです。

特に月経のある人や妊娠中・授乳中の人、乳児などにおいて、鉄不足が生じやすいとされています。

鉄不足による症状は重度にならないと現れないといわれていますが、日頃から十分な摂取を心掛けておくことが重要です。

通常の食事において、鉄の過剰摂取による不調を起こすことはほとんどありません。

しかしサプリメントなどから鉄を摂り過ぎると、便秘や胃腸障害、亜鉛の吸収阻害などが生じる恐れがあります。

鉄についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

鉄分とは?はたらきや食事摂取基準、多く含まれる食品などを紹介

3-7.亜鉛のはたらき

亜鉛は体内では骨格筋や骨、皮膚、肝臓、脳、腎臓など、さまざまな組織に広く分布しているミネラルです。

多くの酵素に含まれ、遺伝子の発現やたんぱく質の合成など、細胞の成長と分化に関するはたらきにおいて重要な役割を果たしています

亜鉛が不足すると味覚障害や皮膚炎、食欲不振などの症状が現れるといわれています。

この他に免疫機能の低下や慢性下痢、貧血、精神障害などが起こる恐れがあります。

一方、亜鉛は毒性が低いとされているため、過剰摂取による不調が見られることはあまりありません。

しかし継続的に亜鉛を過剰摂取すると銅や鉄の吸収が阻害され、貧血や免疫障害、神経症状、下痢などが見られることがあります。

また、急性の亜鉛中毒では胃障害や目まい、吐き気などの症状が現れます。

亜鉛についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

亜鉛のはたらきと1日の適切な摂取量とは?亜鉛を多く含む食品も紹介

3-8.銅のはたらき

銅は体内では骨や筋肉、血液に存在するミネラルです。

酵素の構成要素としてはたらく他、活性酸素の除去や神経伝達物質の代謝にも関わっています

さらに銅は鉄の代謝にも関与し、血をつくる作用も有しています

通常の食生活では銅不足による不調が起こる心配はありません。

また銅は毒性が低いため、過剰摂取による悪影響もほとんど見られません。

3-9.マンガンのはたらき

マンガンは体内で酵素を活性化したり、酵素そのものを構成したりするミネラルです。

また脂質の代謝や骨の形成、生殖の機能に関わっています。

マンガンが不足すると糖質や脂質の代謝異常、骨格異常、生殖機能の低下などが見られるといわれています。

ただいずれもマンガン不足に特有の症状ではなく、ヒトにおけるマンガン不足の症状については研究が不十分で、まだ明確になっていません。

また、食事からマンガンを過剰摂取することによる健康への悪影響は生じないとされています。

ただしマンガンを気道から過剰に吸収してしまった場合、強い精神障害や中枢神経障害、マンガン肺炎などが見られます。

マンガンについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

マンガンはどんなミネラル?はたらきや食事摂取基準、摂取源を紹介

3-10.ヨウ素のはたらき

ヨウ素は体内ではほとんどが甲状腺に存在し、甲状腺ホルモンの成分としてはたらいています

メモ
甲状腺は喉仏の下にあるチョウのような形をした臓器です。全身の代謝を調節する甲状腺ホルモンを分泌しています。

ヨウ素が不足すると甲状腺ホルモンをつくることができなくなり、甲状腺の肥大などが起こる可能性があります。

ただし日本の食文化ではヨウ素を必要量よりもはるかに多く摂取しがちであるため、国内ではこのような不調が見られることはまれです。

なお健康な人では、ヨウ素の摂取量が多少多くなっても、排せつによって体内のヨウ素の量を調節することが可能です。

ただし長期にわたってヨウ素を過剰摂取すると、甲状腺機能低下症や甲状腺腫、甲状腺中毒症などを発症する恐れがあります

ヨウ素についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ヨウ素とは?はたらきや過不足による影響、多く含まれる食品を紹介

3-11.セレンのはたらき

セレンは体内で酵素やたんぱく質の一部をつくったり、抗酸化反応に関わったりしています

古くから毒性が強いものとして知られていましたが、近年になってヒトの体に栄養素として必要なことが分かってきました。

日本においては通常の食生活でセレンが不足することはほとんどありません。

ただし不足したときには細胞障害が起こるとされています。

セレンは毒性が強く、体に必要な量と中毒を起こす量の差が非常に小さいといわれています。

セレンの慢性的な過剰摂取により、爪の変形や脱毛、胃腸障害、下痢、疲労感、末梢(まっしょう)神経障害などが現れます

サプリメントなどから安易に摂取しないよう注意しましょう。

また、セレンをグラム単位で過剰摂取すると重度の胃腸障害や神経障害、心筋梗塞、呼吸困難、腎不全などを起こす恐れがあります。

セレンについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

セレンはどんなミネラル?はたらきや1日当たりの摂取量について解説

3-12.クロムのはたらき

クロムは体内では糖質やコレステロール、たんぱく質の代謝を維持するはたらきをしています。

クロムは3価クロムと6価クロムに分けられます。

自然界に存在するものはほとんどが3価クロムであり、6価クロムには強い毒性があるため注意が必要です。

クロムの体内の含有量は加齢とともに低下しますが、通常の食生活を送っていればクロム不足による影響は生じません。

また、通常の食事から摂取される3価クロムは毒性や吸収率が低いため過剰摂取によって不調が見られることはあまりありません。

ただし長期にわたってクロムを過剰に摂取すると、嘔吐(おうと)や下痢、腹痛、腎尿細管障害、肝障害、造血障害、中枢神経障害などが起こる場合があります

クロムについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

クロムとは?体内でのはたらきや摂取目安量、摂取源の食べ物を紹介

3-13.モリブデンのはたらき

モリブデンは体内で酸化還元反応を触媒する酵素の材料になるミネラルです。

通常の食事から十分に摂取できるため、不足することはほとんどありません。

また、過剰に摂取した場合も速やかに排せつされるため、健康な人において食事からの過剰摂取が問題になることはないといわれています。

ただし慢性中毒を起こすと関節の痛みや高尿酸血症が見られる他、急性中毒を起こした場合は下痢を伴う胃腸障害を起こし、昏睡(こんすい)状態や心不全により死に至る恐れがあります。

モリブデンについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

モリブデンとは?体内でのはたらきや食事摂取基準、豊富に含む食品

4.必須ミネラルの摂取源となる食べ物

「ミネラルはどんな食べ物に含まれているのかな?」

必須ミネラルが健康に重要であることは分かっていても、具体的にどのミネラルがどの食べ物に含まれているのか分からないという人も多いでしょう。

この章ではミネラルのなかでも、必須ミネラルの摂取源となる食べ物について解説します。

【必須ミネラルの摂取源となる食べ物】
ミネラル 摂取源となる食べ物
ナトリウム 食塩、顆粒(かりゅう)中華だし、顆粒和風だし、梅干し(塩漬け)、トウバンジャン、うすくちしょうゆ、こいくちしょうゆ、ザーサイ、アンチョビ(缶詰)、米みそ(だし入りみそ) など
カリウム ピスタチオ、ほうれん草、納豆、さといも、えだまめ、アボカド、モロヘイヤ、たけのこ、小松菜、さつまいも、ブロッコリー、れんこん、バナナ など
カルシウム 煮干し(かたくちいわし)、プロセスチーズ、さくらえび、しらす干し、カマンベールチーズ、からふとししゃも、油揚げ、がんもどき、アーモンド、ヨーグルト(無脂肪無糖)、普通牛乳 など
マグネシウム アーモンド、いり大豆(黄大豆)、カシューナッツ、らっかせい(大粒種)、油揚げ、しらす干し、玄米、納豆、がんもどき、ほうれん草 など
リン ベーキングパウダー、煮干し(かたくちいわし)、しらす干し、プロセスチーズ、いり大豆(黄大豆)、卵黄(鶏卵)、アーモンド、からふとししゃも、油揚げ、豚レバー など
豚レバー、鶏レバー、しじみ、いり大豆(黄大豆)、鶏ハツ、牛レバー、牛ハラミ、うずら全卵、小松菜、えだまめ など
亜鉛 かき(養殖)、豚レバー、牛肩ロース(脂身付き)、カシューナッツ、牛ひき肉、牛リブロース(脂身付き)、いり大豆(黄大豆)、牛ハラミ、アーモンド、たらこ など
牛レバー、ほたるいか、カシューナッツ、ヘーゼルナッツ、いり大豆(黄大豆)、あまえび、えだまめ、しじみ、ブラックタイガー、鶏ハツ など
マンガン ヘーゼルナッツ、しょうが、日本ぐり、いり大豆(黄大豆)、しじみ、アーモンド、らっかせい(大粒種)、玄米、全粒粉パン、モロヘイヤ など
ヨウ素 こんぶのつくだ煮、乾燥わかめ、ひじきのいため煮、まだら、ところてん、うずら全卵、たらこ、あんこう肝、かき(養殖)、あさり など
セレン くろまぐろ(天然、赤身)、まがれい、かつお(秋獲り)、みなみまぐろ(赤身)、まさば、豚レバー、マカロニ・スパゲッティ、鶏レバー、ぶり、全粒粉パン など
クロム 梅干し(塩漬け)、ミルクチョコレート、きな粉(黄大豆、全粒大豆)、がんもどき、こんぶのつくだ煮、油揚げ、いり大豆(黄大豆)、じゃがいも(皮なし)、木綿豆腐、そば など
モリブデン いり大豆(黄大豆)、納豆、えだまめ、そらまめ(未熟豆)、豚レバー、油揚げ、らっかせい(大粒種)、牛レバー、鶏レバー、グリンピース など

文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに執筆者作成

4-1.ナトリウムの摂取源となる食べ物

塩

ナトリウムは食塩や食塩を用いた調味料、加工食品などに多く含まれています

なお、ナトリウムの含有量は多くの場合食塩相当量で表されます。

食塩相当量とは
食品中のナトリウムが全て食塩として含まれていた場合の食塩の量をナトリウムの量から計算したものです。ナトリウム(g)×2.54で計算されます[8]。

ただしナトリウムは食塩(塩化ナトリウム)の他、うまみ成分であるグルタミン酸ナトリウムやイノシン酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウム、製麺時に使用されるカンスイ、パンやケーキに使われるベーキングパウダー、酸化防止剤のアスコルビン酸ナトリウムなどにも含まれています。

このため、食塩相当量と実際の食塩量は必ずしも一致しないことに注意が必要です。

ナトリウムの摂取源となる食べ物を、食塩相当量と併せてご紹介します。

【ナトリウムの摂取源となる食べ物と可食部100g当たりの含有量】
        
食品名 加工状態などナトリウム含有量 食塩相当量
食塩
-
39,000mg
99.5g
顆粒中華だし
-
19,000mg
47.5g
顆粒和風だし
-
16,000mg
40.6g
梅干し(塩漬け)
-
7,200mg
18.2g
トウバンジャン
-
7,000mg
17.8g
うすくちしょうゆ
-
6,300mg
16.0g
こいくちしょうゆ
-
5,700mg
14.5g
ザーサイ
-
5,400mg
13.7g
アンチョビ(缶詰)
-
5,200mg
13.1g
米みそ(だし入りみそ)
-
4,700mg
11.9g

文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに執筆者作成

調味料にはナトリウムが多く含まれているのですね。

ナトリウムを多く含む食品について知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ナトリウムを多く含む食品は?健康への影響や減塩のポイントを解説

[8] 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)

4-2.カリウムの摂取源となる食べ物

ほうれん草

カリウムは野菜類や豆類、果物類に含まれています。

【カリウムの摂取源となる食べ物と可食部100g当たりの含有量】
        
食品名 加工状態など含有量
ピスタチオ
いり、味付け
970mg
ほうれん草
690mg
納豆
-
690mg
さといも
640mg
えだまめ
590mg
アボカド
590mg
モロヘイヤ
530mg
たけのこ
520mg
小松菜
500mg
さつまいも
皮なし、生
480mg
ブロッコリー
460mg
れんこん
440mg
バナナ
360mg

文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに執筆者作成

カリウムの摂取量を増やしたい場合、これらの食品を積極的に食事に取り入れると良いでしょう。

カリウムを豊富に含む食べ物についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

カリウムを豊富に含む食べ物は?効果と摂取基準も解説

4-3.カルシウムの摂取源となる食べ物

チーズ

カルシウムは乳製品や豆類、魚介類などに含まれています。

【カルシウムの摂取源となる食べ物と可食部100g当たりの含有量】
        
食品名 加工状態など含有量
煮干し(かたくちいわし)
-
2,200mg
プロセスチーズ
-
630mg
さくらえび
630mg
しらす干し
半乾燥
520mg
カマンベールチーズ
-
460mg
からふとししゃも
生干し
350mg
油揚げ
310mg
がんもどき
-
270mg
アーモンド
いり、無塩
260mg
ヨーグルト(無脂肪無糖)
-
140mg
普通牛乳
-
110mg

文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに執筆者作成

カルシウムといえば牛乳に含まれているというイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、さまざまな食品に含まれているのですね。

またカルシウムはビタミンDによって吸収が促進されるため、きのこ類などビタミンDを含む食品と一緒に食べると良いでしょう。

カルシウムを多く含む食品について知りたい方は以下の記事をご覧ください。

カルシウムを含む食品は?はたらきや不足の影響、適切な摂取量も解説

4-4.マグネシウムの摂取源となる食べ物

アーモンド

マグネシウムはナッツ類や豆類などに含まれています。

【マグネシウムの摂取源となる食べ物と可食部100g当たりの含有量】
                    
食品名 加工状態など含有量
アーモンド
いり、無塩
310mg
いり大豆(黄大豆)
-
240mg
カシューナッツ
フライ、味付け
240mg
らっかせい(大粒種)
いり
200mg
油揚げ
150mg
しらす干し
半乾燥
130mg
玄米
炊飯前
110mg
納豆
-
100mg
がんもどき
-
98mg
ほうれん草
69mg

文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに執筆者作成

このようにマグネシウムはさまざまな食品に含まれているのですね。

マグネシウムを多く含む食べ物について知りたい方は以下の記事をご覧ください。

マグネシウムを多く含む食べ物は?1日の摂取推奨量やはたらきを解説

4-5.リンの摂取源となる食べ物

しらす干し

リンは小魚やナッツ類などに含まれています。

【リンの摂取源となる食べ物と可食部100g当たりの含有量】
                    
食品名 加工状態など含有量
ベーキングパウダー
-
3,700mg
煮干し(かたくちいわし)
-
1,500mg
しらす干し
半乾燥
860mg
プロセスチーズ
-
730mg
いり大豆(黄大豆)
-
710mg
卵黄(鶏卵)
540mg
アーモンド
いり、無塩
480mg
からふとししゃも
生干し
360mg
油揚げ
350mg
豚レバー
340mg

文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに執筆者作成

またリンは「リン酸塩」としてインスタント麺やソーセージなどの加工食品に食品添加物として使用されています

国民健康・栄養調査では食事内容に基づいて栄養素の摂取量が推定されますが、この調査では加工食品に使われるリンの量は考慮されていません。

このため、報告値よりも多くのリンが摂取されている可能性があります。

4-6.鉄の摂取源となる食べ物

レバー

鉄は内臓肉や貝類、一部の野菜類などに多く含まれています。

【鉄分の摂取源となる食品と可食部100g当たりの含有量】
                    
食品名 加工状態など含有量
豚レバー
13.0mg
鶏レバー
9.0mg
しじみ
8.3mg
いり大豆(黄大豆)
-
7.6mg
鶏ハツ
5.1mg
牛レバー
4.0mg
牛ハラミ
3.2mg
うずら全卵
3.1mg
小松菜
2.8mg
えだまめ
2.7mg

文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに執筆者作成

肉や魚介など動物性食品に含まれている鉄は植物性食品に含まれる鉄よりも吸収率が高いとされています。

また鉄はビタミンCや動物性たんぱく質と一緒に摂取すると、吸収率が高まりますよ。

鉄を多く含む食べ物について知りたい方は以下の記事をご覧ください。

鉄分が多く含まれる食べ物と効果的な摂り方は?貧血気味の方必見!

4-7.亜鉛の摂取源となる食べ物

かき

亜鉛は魚介類や肉類、ナッツ類などに豊富に含まれます。

【亜鉛の摂取源となる食品と可食部100g当たりの含有量】
                    
食品名 加工状態など含有量
かき(養殖)
14.0mg
豚レバー
6.9mg
牛肩ロース(脂身付き)
5.8mg
カシューナッツ
フライ、味付け
5.4mg
牛ひき肉
5.2mg
牛リブロース(脂身付き)
4.7mg
いり大豆(黄大豆)
-
4.2mg
牛ハラミ
3.7mg
アーモンド
いり、無塩
3.7mg
たらこ
3.1mg

文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに執筆者作成

亜鉛は幅広い食品から摂取することができるのですね。

亜鉛を豊富に含む食べ物について知りたい方は以下の記事をご覧ください。

亜鉛を豊富に含む食べ物は?亜鉛のはたらきや食事摂取基準も紹介

4-8.銅の摂取源となる食べ物

ほたるいか

銅は内臓肉やナッツ類、魚介類などに多く含まれています。

【銅の摂取源となる食品と可食部100g当たりの含有量】
                    
食品名 加工状態など含有量
牛レバー
5.30mg
ほたるいか
3.42mg
カシューナッツ
フライ、味付け
1.89mg
ヘーゼルナッツ
フライ、味付け
1.64mg
いり大豆(黄大豆)
-
1.31mg
あまえび
0.44mg
えだまめ
0.41mg
しじみ
0.41mg
ブラックタイガー
0.39mg
鶏ハツ
0.32mg

文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに執筆者作成

さまざまな食品から銅を摂取するようにしましょう。

4-9.マンガンの摂取源となる食べ物

ピーナッツ

マンガンは穀類やナッツ類などさまざまな食品に広く含まれています。

【マンガンの摂取源となる食品と可食部100g当たりの含有量】
                    
食品名 加工状態など含有量
ヘーゼルナッツ
フライ、味付け
5.24mg
しょうが
生、皮なし
5.01mg
日本ぐり
3.27mg
いり大豆(黄大豆)
-
3.24mg
しじみ
2.78mg
アーモンド
いり、無塩
2.46mg
らっかせい(大粒種)
いり
2.15mg
玄米
炊飯前
2.06mg
全粒粉パン
-
1.35mg
モロヘイヤ
1.32mg

文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに執筆者作成

幅広い食品からマンガンを摂取できるのですね。

4-10.ヨウ素の摂取源となる食べ物

わかめ

ヨウ素は海藻類や魚介類などに多く含まれています。

【ヨウ素の摂取源となる食品と可食部100g当たりの含有量】
                    
食品名 加工状態など含有量
こんぶのつくだ煮
-
11,000μg
乾燥わかめ
水戻し
1,300μg
ひじきのいため煮
-
750μg
まだら
350μg
ところてん
-
240μg
うずら全卵
140μg
たらこ
130μg
あんこう肝
96μg
かき(養殖)
67μg
あさり
56μg

文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに執筆者作成

こんぶやわかめには特にヨウ素が含まれていることが分かりますね。

4-11.セレンの摂取源となる食べ物

かつお

セレンは魚介類や内臓肉、穀類などに多く含まれています。

【セレンの摂取源となる食品と可食部100g当たりの含有量】
                    
食品名 加工状態など含有量
くろまぐろ(天然、赤身)
110μg
まがれい
110μg
かつお(秋獲り)
100μg
みなみまぐろ(赤身)
73μg
まさば
70μg
豚レバー
67μg
マカロニ・スパゲッティ
乾燥
63μg
鶏レバー
60μg
ぶり
57μg
全粒粉パン
-
27μg

文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに執筆者作成

セレンは特に魚類に多く含まれていることが分かりますね。

4-12.クロムの摂取源となる食べ物

きな粉

クロムは豆類などに多く含まれています。

【クロムの摂取源となる食品と可食部100g当たりの含有量】
                    
食品名 加工状態など含有量
梅干し(塩漬け)
-
37μg
ミルクチョコレート
-
24μg
きな粉(黄大豆、全粒大豆)
-
12μg
がんもどき
8μg
こんぶのつくだ煮
-
6μg
油揚げ
5μg
いり大豆(黄大豆)
-
5μg
じゃがいも(皮なし)
生、皮なし
4μg
木綿豆腐
-
4μg
そば
3μg

文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに執筆者作成

クロムを摂取したい場合、大豆製品を摂ると良いでしょう。

4-13.モリブデンの摂取源となる食べ物

納豆

モリブデンは豆類や内臓肉などに多く含まれています。

【モリブデンの摂取源となる食品と可食部100g当たりの含有量】
                    
食品名 加工状態など含有量
いり大豆(黄大豆)
-
290μg
納豆
-
290μg
えだまめ
240μg
そらまめ(未熟豆)
150μg
豚レバー
120μg
油揚げ
97μg
らっかせい(大粒種)
いり
96μg
牛レバー
94μg
鶏レバー
82μg
グリンピース
冷凍
77μg

文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに執筆者作成

モリブデンはいろいろな食品に含まれているのですね。

5.必須ミネラルの適切な摂取量

「それぞれの必須ミネラルはどれくらい摂れば良いのかな?」

このようにミネラルの適切な摂取量が気になる方もいらっしゃるでしょう。

ミネラルは、摂取量が多過ぎても少な過ぎても体に悪影響を及ぼす可能性があります

そのため適量を摂取することが大切です。

厚生労働省は栄養素の摂取量の基準として食事摂取基準を定めています。

食事摂取基準とは、健康な人を対象に、健康の維持や増進を目的として設定された栄養素の摂取量の基準です。

推定平均必要量、推奨量、目安量、耐容上限量、目標量が栄養素ごとに必要に応じて設定されています。

推定平均必要量は半数の人が必要量を満たすことのできる量です。

推奨量は推定平均必要量から設定されるほとんどの人にとって十分な量です。

目安量は一定の栄養状態を維持するのに十分な量で、推定平均必要量や推奨量が設定できない場合に設定されます。

耐容上限量は健康に害を及ぼさない習慣的な摂取量の上限です。

目標量は生活習慣病の発症を予防するために現代の日本人が目標とすべき摂取量です。

この章では、必須ミネラルの食事摂取基準をご紹介します。

5-1.ナトリウムの適切な摂取量

ナトリウムには1歳未満に目安量、1歳以上に目標量、18歳以上に推定平均必要量が設けられています

1歳以上のナトリウムの目標量は食塩相当量で以下のとおりです。

【ナトリウムの1日当たりの目標量】
年齢 男性 女性
1〜2歳
3.0g未満
2.5g未満
3〜5歳
3.5g未満
3.5g未満
6〜7歳
4.5g未満
4.5g未満
8〜9歳
5.0g未満
5.0g未満
10〜11歳
6.0g未満
6.0g未満
12〜14歳
7.0g未満
6.5g未満
15〜17歳
7.5g未満
6.5g未満
18歳以上
7.5g未満
6.5g未満

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに執筆者作成

1歳未満の目安量は0〜5カ月では0.3g、6〜11カ月では1.5gです[9]。

また18歳以上の推定平均必要量は1.5gです[9]。

なお、高血圧および慢性腎臓病(CKD)の重症化予防のための摂取量は1日当たり6.0g未満とされています[9]。

健康のために、ナトリウムの摂り過ぎには気を付けたいものですね。

[9] 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)

5-2.カリウムの適切な摂取量

カリウムは2歳未満に目安量、3歳以上に目安量と目標量が設定されています

カリウムの食事摂取基準は以下のとおりです。

【カリウムの1日当たりの食事摂取基準】
性別 男性 女性
年齢 目安量 目標量 目安量 目標量
0〜5カ月
400mg
-
400mg
-
6〜11カ月
700mg
-
700mg
-
1〜2歳
900mg
-
800mg
-
3〜5歳
1,100mg
1,600mg以上
1,000mg
1,400mg以上
6〜7歳
1,300mg
1,800mg以上
1,200mg
1,600mg以上
8〜9歳
1,600mg
2,000mg以上
1,400mg
1,800mg以上
10〜11歳
1,900mg
2,200mg以上
1,800mg
2,000mg以上
12〜14歳
2,400mg
2,600mg以上
2,200mg
2,400mg以上
15〜17歳
2,800mg
3,000mg以上
2,000mg
2,600mg以上
18歳以上
2,500mg
3,000mg以上
2,000mg
2,600mg以上

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに執筆者作成

なおWHOでは生活習慣病の予防のためにカリウムを3,510mg以上摂取することを推奨しています [10]。

しかし日本人のカリウム摂取量はこの値には遠く及びません。

そのため実現可能な目標として、この目標量が設定されています。

日本人はナトリウムの摂取量が多いため、ナトリウムの排せつを促すカリウムを積極的に摂取しましょう

[10] 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)

5-3.カルシウムの適切な摂取量

カルシウムには1歳未満に目安量、1歳以上に推定平均必要量および推奨量が設定されています

カルシウムの1歳以上の推定平均必要量および推奨量は以下のとおりです。

【カルシウムの1日当たりの食事摂取基準】
性別 男性 女性
年齢 推定平均必要量 推奨量 推定平均必要量 推奨量
1〜2歳
350mg
450mg
350mg
400mg
3〜5歳
500mg
600mg
450mg
550mg
6〜7歳
500mg
600mg
450mg
550mg
8〜9歳
550mg
650mg
600mg
750mg
10〜11歳
600mg
700mg
600mg
750mg
12〜14歳
850mg
1,000mg
700mg
800mg
15〜17歳
650mg
800mg
550mg
650mg
18〜29歳
650mg
800mg
550mg
650mg
30〜49歳
650mg
750mg
550mg
650mg
50〜74歳
600mg
750mg
550mg
650mg
75歳以上
600mg
750mg
500mg
600mg

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに執筆者作成

1歳未満の目安量は男女共に0〜5カ月で200mg、6〜11カ月で250mgです[11]。

また18歳以上に対しては2,500mgの耐容上限量が設定されています[11]。

なお厚生労働省「令和元年 国民健康・栄養調査」によれば、カルシウムの平均摂取量は20歳以上の男性で503mg、女性で494mgです[12]。

平均摂取量が推定平均必要量にすら届いていないため、カルシウムを不足なく摂取するよう心掛けましょう

[11] 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)

[12] 厚生労働省「令和元年 国民健康・栄養調査

5-4.マグネシウムの適切な摂取量

マグネシウムには1歳未満に目安量、1歳以上に推定平均必要量と推奨量が設定されています

1歳以上の推定平均必要量および推奨量は以下のとおりです。

【マグネシウムの1日当たりの食事摂取基準】
性別 男性 女性
年齢 推定平均必要量 推奨量 推定平均必要量 推奨量
1~2歳
60mg
70mg
60mg
70mg
3~5歳
80mg
100mg
80mg
100mg
6~7歳
110mg
130mg
110mg
130mg
8~9歳
140mg
170mg
140mg
160mg
10~11歳
180mg
210mg
180mg
220mg
12~14歳
250mg
290mg
240mg
290mg
15~17歳
300mg
360mg
260mg
310mg
18~29歳
280mg
340mg
230mg
280mg
30~49歳
320mg
380mg
240mg
290mg
50~64歳
310mg
370mg
240mg
290mg
65~74歳
290mg
350mg
240mg
280mg
75歳以上
270mg
330mg
220mg
270mg

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに執筆者作成

1歳未満の目安量は0〜5カ月で20mg、6〜11カ月で60mgです[13]。

また妊娠中の人に対して付加量も設定されています。

【妊婦のマグネシウムの付加量】
推定平均必要量 推奨量
妊婦
+30mg
+40mg

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに執筆者作成

妊娠中の人は各年代の食事摂取基準にこの量を加えた量を摂取しましょう。

またマグネシウムをサプリメントなど食品以外のものから摂取する場合、成人は1日当たり350mg、子どもは体重1kg当たり5 mgの耐容上限量が設定されています [13]。

[13] 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)

5-5.リンの適切な摂取量

リンには全年代に目安量が、18歳以上には耐容上限量が設定されています

リンの目安量は以下のとおりです。

【リンの1日当たりの目安量】
年齢 男性 女性
0~5カ月
120mg
120mg
6~11カ月
260mg
260mg
1〜2歳
600mg
500mg
3〜5歳
700mg
700mg
6〜7歳
900mg
800mg
8〜9歳
1,000mg
900mg
10〜11歳
1,100mg
1,000mg
12〜14歳
1,200mg
1,100mg
15〜17歳
1,200mg
1,000m
18歳以上
1,000mg
800mg

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに執筆者作成

18歳以上の耐容上限量は男女共に3,000mgです[14]。

リンを過剰摂取すると、カルシウムの吸収が妨げられてしまいます。

リンは食品添加物に多く使用されているため、インスタント食品や加工食品の食べ過ぎに注意してくださいね。

[14] 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)

5-6.鉄の適切な摂取量

鉄は6カ月未満には目安量、6カ月以上には推定平均必要量と推奨量が設定されています

6カ月以上の推定平均必要量と推奨量は以下のとおりです。

女性では月経がある場合とない場合で量が異なります。

【鉄の1日当たりの食事摂取基準】
男性 女性
月経なし月経あり
年齢 推定平均必要量推奨量 推定平均必要量推奨量推定平均必要量推奨量
1〜2歳
3.0mg
4.0mg
3.0mg
4.0mg
-
-
3〜5歳
3.5mg
5.0mg
3.5mg
5.0mg
-
-
6〜7歳
4.5mg
6.0mg
4.5mg
6.0mg
-
-
8〜9歳
5.5mg
7.5mg
6.0mg
8.0mg
-
-
10〜11歳
6.5mg
9.5mg
6.5mg
9.0mg
8.5mg
12.5mg
12〜14歳
7.5mg
9.0mg
6.5mg
8.0mg
9.0mg
12.5mg
15〜17歳
7.5mg
9.0mg
5.5mg
6.5mg
7.5mg
11.0mg
18〜29歳
5.5mg
7.0mg
5.0mg
6.0mg
7.0mg
10.0mg
30〜49歳
6.0mg
7.5mg
5.0mg
6.0mg
7.5mg
10.5mg
50〜64歳
6.0mg
7.0mg
5.0mg
6.0mg
7.5mg
10.5mg
65〜74歳
5.5mg
7.0mg
5.0mg
6.0mg
-
-
75歳以上
5.5mg
6.5mg
4.5mg
5.5mg
-
-

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに執筆者作成

0〜5カ月の目安量は男女共に0.5mgです[15]。

さらに妊娠中や授乳中の人は鉄の需要が高まるため、鉄の付加量が設定されています

【妊婦・授乳婦の鉄の付加量】
推定平均必要量 推奨量
妊婦 初期
+2.0mg
+2.5mg
妊婦 中期・後期
+7.0mg
+8.5mg
授乳婦
+1.5mg
+2.0mg

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに執筆者作成

月経のある人や妊娠中・授乳中の人は、より多くの鉄が必要なのですね。

[15] 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)

5-7.亜鉛の適切な摂取量

亜鉛は1歳未満に対して目安量、1歳以上に対して推定平均必要量と推奨量が設定されています

さらに18歳以上には耐容上限量の設定もあります。

1歳以上の推定平均必要量および推奨量は以下のとおりです。

【亜鉛の1日当たりの食事摂取基準】
                                                                                                                        
性別 男性 女性
年齢 推定平均必要量 推奨量 推定平均必要量 推奨量
1~2歳
2.5mg
3.5mg
2.0mg
3.0mg
3~5歳
3.0mg
4.0mg
2.5mg
3.5mg
6~7歳
3.5mg
5.0mg
3.0mg
4.5mg
8~9歳
4.0mg
5.5mg
4.0mg
5.5mg
10~11歳
5.5mg
8.0mg
5.5mg
7.5mg
12~14歳
7.0mg
8.5mg
6.5mg
8.5mg
15~17歳
8.5mg
10.0mg
6.0mg
8.0mg
18~29歳
7.5mg
9.0mg
6.0mg
7.5mg
30~64歳
8.0mg
9.5mg
6.5mg
8.0mg
65~74歳
7.5mg
9.0mg
6.5mg
7.5mg
75歳以上
7.5mg
9.0mg
6.0mg
7.0mg

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに執筆者作成

1歳未満の目安量は男女共に0〜5カ月で1.5mg、6〜11カ月で2.0mgです[16]。

また耐容上限量は男性の場合、18〜29歳で40mg、30〜74歳で45mg、75歳以上で40mgです[16]。

女性の耐容上限量は18歳以上の全年代で35mgです[16]。

また妊婦や授乳婦には、付加量も設定されています。

【妊婦・授乳婦の亜鉛の付加量】
推定平均必要量 推奨量
妊婦 中期・後期
+2.0mg
+2.0mg
授乳婦
+2.5mg
+3.0mg

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに執筆者作成 亜鉛が不足しないよう、日々意識して摂取するようにしましょう。

[16] 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)

5-8.銅の適切な摂取量

銅は1歳未満に対し目安量、1歳以上には推定平均必要量および推奨量が設定されています

また18歳以上には耐容上限量の設定もあります。

1歳以上の推定平均必要量および推奨量は以下のとおりです。

【銅の1日当たりの食事摂取基準】
                                                                                                                        
性別 男性 女性
年齢 推定平均必要量 推奨量 推定平均必要量 推奨量
1~2歳
0.3mg
0.3mg
0.2mg
0.3mg
3~5歳
0.3mg
0.4mg
0.3mg
0.3mg
6~7歳
0.4mg
0.4mg
0.4mg
0.4mg
8~9歳
0.4mg
0.5mg
0.4mg
0.5mg
10~11歳
0.5mg
0.6mg
0.5mg
0.6mg
12~14歳
0.7mg
0.8mg
0.6mg
0.8mg
15~17歳
0.8mg
0.9mg
0.6mg
0.7mg
18~29歳
0.7mg
0.8mg
0.6mg
0.7mg
30~49歳
0.8mg
0.9mg
0.6mg
0.7mg
50~64歳
0.7mg
0.9mg
0.6mg
0.7mg
65歳以上
0.7mg
0.8mg
0.6mg
0.7mg

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに執筆者作成

1歳未満の目安量は男女共に0〜5カ月で0.3mg、6〜11カ月で0.4mgです[17]。

18歳以上の耐容上限量は7mgに設定されています[17]。

また妊婦や授乳婦には、付加量も設定されています。

【妊婦・授乳婦の銅の付加量】
推定平均必要量 推奨量
妊婦
+0.1mg
+0.1mg
授乳婦
+0.5mg
+0.6mg

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに執筆者作成

銅の食事摂取基準を参考に、適切な量を摂取してくださいね。

[17] 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)

5-9.マンガンの適切な摂取量

マンガンには全年代に目安量、18歳以上に耐容上限量が設定されています

マンガンの目安量は以下のとおりです。

【マンガンの1日当たりの目安量】
年齢 男性 女性
0~5カ月
0.01mg
0.01mg
6~11カ月
0.5mg
0.5mg
1~2歳
1.5mg
1.5mg
3~5歳
2.0mg
2.0mg
6~7歳
2.0mg
2.0mg
8~9歳
2.5mg
2.5mg
10~11歳
3.0mg
3.0mg
12歳以上
3.5mg
3.0mg

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに執筆者作成

また18歳以上の耐容上限量は11mgです[18]。

適切な量のマンガンを摂取したいものですね。

[18] 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)

5-10.ヨウ素の適切な摂取量

ヨウ素は1歳未満には目安量、1歳以上には推定平均必要量および推奨量が設定されています

また全年代に耐容上限量の設定があります。

ヨウ素の推定平均必要量、推奨量、耐容上限量は以下のとおりです。

【ヨウ素の1日当たりの食事摂取基準】
                                                                                                                                                                                                                           
性別 男性 女性
年齢 推定平均必要量 推奨量耐容上限量 推定平均必要量 推奨量耐容上限量
0~5カ月
-
-
250μg
-
-
250μg
6~11カ月
-
-
350μg
-
-
350μg
1~2歳
35μg
50μg
600μg
35μg
50μg
600μg
3~5歳
40μg
60μg
900μg
40μg
60μg
900μg
6~7歳
55μg
75μg
1,200μg
55μg
75μg
1,200μg
8~9歳
65μg
90μg
1,500μg
65μg
90μg
1,500μg
10~11歳
75μg
110μg
2,000μg
75μg
110μg
2,000μg
12~14歳
100μg
140μg
2,500μg
100μg
140μg
2,500μg
15歳以上
100μg
140μg
3,000μg
100μg
140μg
3,000μg

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに執筆者作成

1歳未満の目安量は0〜5カ月で100μg、6〜11カ月で130μgです[19]。

また妊婦や授乳婦には付加量が設定されています。

【妊婦・授乳婦のヨウ素の付加量】
推定平均必要量 推奨量
妊婦
+75μg
+110μg
授乳婦
+100μg
+140μg

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに執筆者作成

妊婦と授乳婦は耐容上限量が2,000μgと通常の食事摂取基準より低くなっています [19]。

ヨウ素の摂取を適切な量にとどめるようにしましょう。

[19] 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)

5-11.セレンの適切な摂取量

セレンには1歳以上に推定平均必要量、推奨量および耐容上限量が設定されています

【セレンの1日当たりの食事摂取基準】
                                                                                                                                                                                                                                                 
性別 男性 女性
年齢 推定平均必要量 推奨量耐容上限量 推定平均必要量 推奨量耐容上限量
1~2歳
10μg
10μg
100μg
10μg
10μg
100μg
3~5歳
10μg
15μg
100μg
10μg
10μg
100μg
6~7歳
15μg
15μg
150μg
15μg
15μg
150μg
8~9歳
15μg
20μg
200μg
15μg
20μg
200μg
10~11歳
20μg
25μg
250μg
20μg
25μg
250μg
12~14歳
25μg
30μg
350μg
25μg
30μg
300μg
15~17歳
30μg
35μg
400μg
20μg
25μg
350μg
18~29歳
25μg
30μg
400μg
20μg
25μg
350μg
30~49歳
25μg
35μg
450μg
20μg
25μg
350μg
50歳以上
25μg
30μg
450μg
20μg
25μg
350μg

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに執筆者作成

1歳未満の目安量は15μgです[20]。

また妊婦や授乳婦には付加量が設定されています。

【妊婦・授乳婦のセレンの付加量】
推定平均必要量 推奨量
妊婦
+5μg
+5μg
授乳婦
+15μg
+20μg

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに執筆者作成

適切な量のセレンを摂取するよう意識しましょう。

[20] 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)

5-12.クロムの適切な摂取量

クロムの食事摂取基準は1歳未満の目安量と18歳以上の目安量および耐容上限量しか設定されておらず、1〜17歳の食事摂取基準はありません

成人の目安量と耐容上限量は以下のとおりです。

【クロムの1日当たりの食事摂取基準】
         
性別 男性 女性
年齢 目安量 耐容上限量 目安量 耐容上限量
18歳以上
10μg
500μg
10μg
500μg

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに執筆者作成

また1歳未満の目安量は0〜5カ月で0.8μg、6〜11カ月で1.0μgです[21]。

適切な量のクロムを摂取してくださいね。

[21] 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)

5-13.モリブデンの適切な摂取量

モリブデンは1歳未満に目安量、1歳以上に推定平均必要量および推奨量が設定されています

また18歳以上には耐容上限量の設定があります。

1歳以上のモリブデンの推定平均必要量および推奨量は以下のとおりです。

【モリブデンの1日当たりの食事摂取基準】
                                                                                                                       
性別 男性 女性
年齢 推定平均必要量 推奨量 推定平均必要量 推奨量
0~5カ月
-
-
-
-
6~11カ月
-
-
-
-
1~5歳
10μg
10μg
10μg
10μg
6~7歳
10μg
15μg
10μg
15μg
8~9歳
15μg
20μg
15μg
15μg
10~11歳
15μg
20μg
15μg
20μg
12~14歳
20μg
25μg
20μg
25μg
15~17歳
25μg
30μg
20μg
25μg
18~29歳
20μg
30μg
20μg
25μg
30~64歳
25μg
30μg
20μg
25μg
65~74歳
20μg
30μg
20μg
25μg
75歳以上
20μg
25μg
20μg
25μg

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに執筆者作成

1歳未満の目安量は0〜5カ月で2.5μg、6〜11カ月で3.0μgです[22]。

18歳以上の耐容上限量は男性で600μg、女性で500μgです[22]。

また授乳婦には付加量が設定されています。

【授乳婦のモリブデンの付加量】
推定平均必要量 推奨量
授乳婦
+2.5μg
+3.5μg

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに執筆者作成

モリブデンの食事摂取基準を参考に、適切な量を摂取してくださいね。

[22] 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)

6.ミネラルについてのまとめ

ミネラルとは、地球上に存在する元素のうち、水素、炭素、窒素、酸素を除いた元素の総称です。

このうち栄養素として体に必要な16種類のミネラルを必須ミネラルと呼びます [23]。

必須ミネラルには、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデン、硫黄、塩素、コバルトがあります

厚生労働省は16種類の必須ミネラルのうち、13種類に摂取量の基準(食事摂取基準)を設定しています[24]。

13種類のミネラルは体に必要な量に応じて多量ミネラルと微量ミネラルに分類されます。

多量ミネラルに該当するのはナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、微量ミネラルに該当するのは鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンです。

それぞれの主なはたらきは以下のとおりです。

【各種のミネラルの主なはたらき】
ミネラル はたらき
ナトリウム 細胞外液の浸透圧を調節する、体の中の酸性・アルカリ性のバランスを保つ、消化液の材料になる
カリウム 細胞内液の浸透圧を調節する、神経の興奮や筋肉の収縮に関わる、ナトリウムの排せつを促す
カルシウム 骨や歯の材料となる、血液の凝固を促して出血を予防する、心筋の収縮作用を増やす、筋肉の興奮を抑える
マグネシウム 骨の健康を維持する、ほぼ全ての代謝に関わる
リン エネルギーや脂質の代謝に関わる、カルシウムと共に骨をつくる
赤血球のヘモグロビンとして酸素を運搬する、酵素の構成要素になる
亜鉛 細胞の成長と分化に関わる
幅広い反応の触媒としてはたらく、活性酸素の除去や神経伝達物質の代謝に関わる
マンガン 酵素を活性化する、酵素の構成要素となる、糖質や脂質の代謝に関わる
ヨウ素 甲状腺ホルモンの成分になる
セレン 酵素やたんぱく質の一部を構成する、抗酸化反応に関わる
クロム 糖質やコレステロール、たんぱく質の代謝を維持する
モリブデン 酸化還元反応を触媒する酵素の材料になる
このように必須ミネラルはそれぞれ異なるはたらきをしています。

いずれも体に欠かせないミネラルであるため、食品から過不足なく摂取することが重要です。

この記事を参考にミネラルをしっかりと摂取し、健康的な食生活を送るための参考にしてくださいね。

[23] 国立研究開発法人 国立循環器病研究センター「栄養に関する基礎知識

[24] 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)