最大酸素摂取量(VO2 Max)とは、体力の構成要素のうち、全身持久力を示す指標です。運動中に体内のミトコンドリアに取り込まれる酸素の最大量を表しており、「有酸素性能力」あるいは「有酸素性パワー」とも呼ばれています。

最大酸素摂取量(VO2 Max)の測定方法は、大きく「直接法」と「間接法」の2種類です。直接法は、トレーニングマシンの一種である「トレッドミル」や、自転車エルゴメーターを使って算出します。一方の間接法は、心拍数や運動負荷から、最大酸素摂取量(VO2 Max)を推定する算出方法です。

一例として30歳男性の場合、最大酸素摂取量(VO2 Max)の平均値は1分当たり40ml/kgですが、長距離選手の最大酸素摂取量(VO2 Max)は1分当たり90ml/kgとされています。

最大酸素摂取量(VO2 Max)を増やす方法として有効なのは「インターバル走」です。これは、ダッシュとウォーキングを交互に繰り返すトレーニング方法であり、全力走に近い負荷をかけられます。ジムに設置されているトレッドミルなどのマシンは、速度などの負荷を自由に調整できるものが多いため、マシンを活用しながら最大酸素摂取量(VO2 Max)を増やしましょう。