柔軟性とは、体力の要素の一つであり、筋肉と腱が伸びる能力のことです。柔軟性は「筋力」「瞬発力」「持久力」「調整力」と並ぶ、基本的な運動能力の一つとして扱われています。柔軟性には「静的柔軟性」と「動的柔軟性」の二つがあり、前者は体の柔らかさ、後者は動きのしなやかさを示します。

柔軟性を高めるメリットはたくさんあり、まずけがを予防しやすくなる点が魅力的です。柔軟性が高いと筋肉や関節を痛めるリスクが下がり、けがをせずに運動しやすくなります。基礎代謝の向上によって痩せやすい体質に改善できることや、可動域を広げてパフォーマンスを向上させられることもメリットです。

柔軟性を高める方法として、特に有効なのは「ストレッチ」です。ストレッチというと「開脚」や「前屈」のような痛みを伴う運動をイメージする方が多いかもしれません。しかし、実際には「屈伸」や「ラジオ体操」といった軽めの運動も、柔軟性を高めやすいストレッチの一種です。

ジムでトレーニングを行う前は、けがを予防する前にストレッチを行いましょう。また、パーソナルジムのなかには、トレーナーと一緒にストレッチを行う「パーソナルストレッチ」を行うジムもあります。筋肉の硬さに悩んでいる場合は、パーソナルストレッチを希望するのもおすすめです。