繰り返し回数(RM)とは、特定の重さに対して何回反復して関節運動を行うかによって、運動強度を決める方法です。RMは「Repetition Maximum」の略称になります。繰り返し回数は「RM」と略される場合が多く、1回が限界の負荷を1RM、最高5回まで繰り返せる負荷を5RMと表記します。

繰り返し回数は、数字が小さいほど負荷が強く、数字が大きいほど負荷が小さいことが特徴的です。繰り返し回数を活用することにより、トレーニングで期待できる効果を変えられるため、目的に合う必要なトレーニング強度の目安が分かります。

例えば、1RM~3RMは「高負荷」のトレーニングに該当し、集中力や筋力のアップに期待できます。中程度の4RM~12RMでは、集中力と筋力に加えて、筋肥大の効果が期待できることが特徴的です。12RM以上の小負荷のトレーニングでは、筋持久力の向上を見込めます。

注意すべきなのは、フォームや動作スピードなどの要因により、期待できる効果が変わる可能性があることです。自分自身で繰り返し回数の限界値を判断するのは難しいため、ジムではトレーナーによるアドバイスを受けながら、目的に合った負荷や運動の回数を決めましょう。