ランニングマシンの「ベルト」とは、マシンの足元に設置されている移動式の装置です。ランニングマシンの「床」の部分に当たる「ランニングデッキ」を動かすために使います。ベルトは「走行ベルト」と呼ばれることもあり、ベルト付近には、衝撃を吸収する「クッションシステム」が搭載される場合がほとんどです。
ランニングマシンによって、ベルトの幅が異なります。家庭用の場合、コンパクトなサイズに設計するため、ベルト幅が狭いケースが多いです。一方、業務用のランニングマシンはベルト幅が広いものが多く、ランニング中にベルトを踏み外すリスクが下がるため、安心して利用できます。
なお、ランニングマシンのベルトは消耗品であり、一定数利用すると劣化や故障の原因になります。ベルトが左右どちらかに寄っている場合や、着地したときにベルトが止まる場合、走行面が凸凹している場合などは、ベルトの調整や交換が必要です。
ジムに設置されているランニングマシンは適時メンテナンスが施されていますが、念のためウォームアップ中に不具合がないか確認しましょう。また、10km以上などの速いスピードでランニングマシンを使う場合は、幅50cm以上で、ゆとりのあるベルト幅のランニングマシンの利用をおすすめします。