METs(Metabolic Equivalent of Tasks)とは、日本語に直訳すると「代謝の量」という意味を持つ言葉です。METsは、人間が安静にしているときの状態を「1Met」としてカウントし、運動の内容に応じた強度の強さを表現できます。

具体的には、2.0～4.0METsが「洗濯物を干す・たたむような活動」、5.0～5.5METsが「フィットネスクラブでの運動」を示しています。一定の筋肉量を維持するためには、3METs以上の強度の運動が必要です。

METsは、消費カロリーの計算にも活用できます。「METs×体重×時間×1.05」の計算式を用いると、消費カロリーの計算が可能です。仮に、体重60kgの方が3METsの運動を1時間にわたり行った場合は「3×60×1×1.05」で計算でき、消費カロリーは189kcalです。

厚生労働省によると、強度が3METs以上の運動を毎日60分以上行った場合に、生活習慣病にかかるリスクを抑えられるとされています。ジムでトレーニングを毎日行う場合は、1日当たり120～130kcal以上を消費できる運動量を目標に設定すると良いでしょう。