RPE(Rate of Perceived Exertion)とは、運動時の主観的負担度を数値化したものです。一般的には、15段階で区分けする「Borgスケール」を用いて計算します。Borgスケールは、数値を10倍にすると、心拍数とほぼ同じ数値になるように工夫されています。

Borgスケールの数値が大きいほど、RPEが強い状態です。RPEを「非常に楽である」とする場合のBorgスケールを7として、「かなり楽である」は9、「楽である」は11、「ややきつい」は13、「きつい」は15、「かなりきつい」は17、「非常にきつい」は19として評価します。

ジムでトレーニングを行う際は、RPEから適切なウェイトの重量設定を行えます。1RPEは5%として計算し、RPEを1増やしたい場合は重量×1.05、RPEを1減らしたい場合は重量×0.95でウェイトを計算しましょう。

例えば、重量120kgのスクワット5回のRPEが9で、RPEを7に下げたい場合、ウェイトを108kgに調整すれば良いのです。

ただし、初心者の方の場合は、客観的に自分自身の能力を評価することが困難です。トレーニングが楽なのか、きついのかを判断するためには、自分自身の能力を把握する必要があります。RPEを自己判断せずに、トレーナーの意見も取り入れましょう。