大胸筋とは、上半身のなかでも特に大きく目立つ筋肉です。トレーニングの効果が出やすいことが大胸筋の特徴で、鍛え上げるとボディラインにメリハリが生まれます。

大胸筋は「上部」「中部」「下部」の3つに細分化されます。大胸筋上部は上腕骨に密着した筋肉で、胸元が開いた服を着たときに特に目立つ筋肉です。大胸筋中部は胸骨から上腕部までの筋肉で、鍛えると胸板が厚くなります。大胸筋下部は腹直筋から上腕部までの筋肉で、鍛えると腹筋と胸筋にメリハリが出る筋肉です。

大胸筋を効率良く鍛えるためには、上部･中部･下部をバランス良く鍛えられるトレーニングメニューを取り入れましょう。正しいフォームでトレーニングをすることも重要です。また、筋肉の回復が不十分な状態で筋トレを重ねると「オーバートレーニング症候群」を発症する恐れがあるため、休息日を設けましょう。

大胸筋は「腕立て伏せ」など、自宅でできるトレーニングでも鍛えられますが、効率良く鍛えるためにはジムに通うことをおすすめします。ジムでは、トレーナーにフォームを確認してもらいながら、大胸筋全体をバランス良く鍛えることが可能です。また、台を使う「インクラインプッシュアップ」などの高負荷なトレーニングも安全に行えます。