上腕三頭筋とは、上腕二頭筋の裏側にある筋肉です。いわゆる「二の腕」に当たる箇所であり、主にものを押す動作をするときに使います。上腕三頭筋は、腕の筋肉の3分の2を占めるほどの大きな筋肉なので、上腕三頭筋を鍛えるとたくましい腕に仕上げられるでしょう。

上腕三頭筋は「長頭」と「短頭」の二つに分類できます。長頭は肩甲骨から尺骨にかけての筋肉で、ひじ関節を後ろ側に曲げる役割を担っており、長頭を鍛えると腕全体が太くなります。短頭は、上腕骨背面と肩関節の近くから尺骨にかけて広がっており、ひじ関節を後ろに伸ばす役割を担う筋肉です。

上腕三頭筋は自宅でも鍛えられますが、より効率的に鍛えたい場合は、ジムで器具を使いながらトレーニングを行いましょう。「ダンベルトライセプスプレス」「ダンベルフレンチプレス」「ナローグリップベンチプレス」「ケーブルキックバック」などのトレーニングは、いずれも上腕三頭筋を鍛えるために有効です。

また、トレーニングの前後にはストレッチをすることや、適切な運動量を守ること、必要な栄養素を摂取することも意識しましょう。パーソナルジムなどでは、食生活に関するアドバイスも受けられるため、休息日にも上腕三頭筋を鍛えられます。