腹直筋とは、腹部の広範囲を占める「腹筋群」の一つに数えられる筋肉です。いわゆる「シックスパック」と呼ばれる筋肉で、割れ目が6つに分かれていることが特徴的です。なお、腹筋群は腹直筋の他「外腹斜筋」「内腹斜筋」「腹横筋」の4つで構成されています。
腹直筋を鍛えるとシックスパックができると誤解されがちですが、実際にはすべての方が腹直筋の割れ目を持っています。シックスパックがない場合、それは腹直筋を体脂肪が覆っているせいで、割れ目が見えにくくなっているに過ぎません。腹直筋を鍛えると脂肪を燃焼でき、結果として割れ目が見えやすくなるのです。
腹直筋は、特別な道具を使わなくても鍛えられます。例えば「トゥータッチ」は、あおむけに寝た状態で行える腹直筋のトレーニングです。手と足を天井に向けた状態で横になり、肩甲骨を浮かせた状態でキープし、手で足の爪先をタッチしましょう。10回を1セットとして、1日2~3セットを行うと効果的です。
ジムでトレーニングを行う場合は、トレーニングの最初に腹筋運動を行いましょう。最初に腹筋運動をして腹直筋を刺激すると、腹筋が活性化して体を動かしやすくなり、その他のトレーニングを行っている最中も腹直筋に刺激を与えやすくなります。