内転筋とは、股関節の付け根から内もも・膝の内側にある筋肉の総称です。具体的には「恥骨筋」「短内転筋」「長内転筋」「大内転筋」という4つの筋肉で構成されています。内転筋は、脚を閉じるときに使う筋肉であり、脚が開くのを抑える役割や、前後に出た脚を戻す役割を果たしています。

内転筋を鍛えるメリットは、太ももについた余計な脂肪を落として、引き締められることです。また、内転筋は骨盤につながる筋肉なので、内転筋を鍛えると骨盤が安定しやすくなります。O脚を改善できる可能性を秘めていることも、特に女性にとってはうれしいポイントでしょう。

内転筋のトレーニングには、「ワイドスクワット」や「サイドレッグリフト」など、特別な道具を使わなくてもできるものがあります。しかし、より効率的に内転筋を鍛えたい場合は、ジムで専用のトレーニング器具を使うのがおすすめです。例えば「レッグプレス」は、内転筋だけでなくお尻も鍛えられる、効果的なトレーニング方法です。

また、けがを防ぐために筋トレの前後にストレッチを行うことや、適切な負荷を選ぶことも重要なポイントになります。トレーナーにも相談しながら、無理のない範囲内で内転筋を鍛えましょう。