腹斜筋とは、腹部の横にある筋肉です。腹斜筋は、体を横方向に曲げたりねじったりする動きに使う「外腹斜筋」と、外腹斜筋の動きをサポートする「内腹斜筋」の二つに分類されます。いずれも上半身のはたらきに重要な役割を果たしており、運動時にも欠かせない筋肉の一つです。

腹斜筋を鍛えるとおなかが引き締まるため、美しいくびれが手に入ります。腹斜筋は体幹を構成する筋肉の一つであるので、鍛えるとバランス感覚が良くなり、けがの防止や腰痛予防にもつながるでしょう。また、体をひねる動作をサポートするはたらきがあるため、運動能力の向上も見込めます。

腹斜筋を鍛える方法はさまざまです。自宅でトレーニングをする場合は、膝を立てた状態で腹筋をする「シットアップ」なら、簡単に取り入れられるでしょう。ただし、自宅のトレーニングは負荷が小さい内容のものが多いため、本格的に鍛えたい場合はジムに通うことをおすすめします。

ジムでトレーナーの指導を受けると、ダンベルを使う「サイドベント」や「ダンベルツイスト」といった高負荷なトレーニングも安全に行えます。また、脂肪燃焼効果が期待できる有酸素運動と組み合わせると、より効果的です。ランニングマシンを利用したり、水泳をしたりなどのトレーニングと、腹斜筋のトレーニングを併用しましょう。