腓腹筋とは、ふくらはぎの筋肉の一つです。ふくらはぎの筋肉は、腓腹筋の他に、腓腹筋の下層部分にある「ヒラメ筋」で構成されています。腓腹筋は、ダッシュやジャンプなど、瞬発力を必要とする動作をサポートする役割を担っています。ヒラメ筋は、歩行や直立など、バランスを必要とする動作をサポートする役割です。

腓腹筋を鍛えると、地面を強く蹴る力がつくため、運動能力が向上します。そのため、アスリートにとっては、重点的にトレーニングするべき箇所の一つといえるでしょう。また、ふくらはぎは足元の血液を心臓に戻すポンプのような役割を果たすため、腓腹筋を鍛えると血流を促進する効果も期待できます。

腓腹筋は、特別な器具を持っていなくても鍛えられます。例えば、爪先で立った状態で1秒間キープして、もとに戻す動作を30回繰り返す「スタンディングカーフレイズ」は、腓腹筋を鍛えるトレーニング方法として有効です。

高負荷なトレーニングで効率良く腓腹筋を鍛えたい場合は、ジムに通ってマシントレーニングを行いましょう。スタンディングカーフレイズも、専用のマシンを使うと高負荷かつけがのリスクを抑えて行えます。また、バーベルを背負った状態で行う「バーベルカーフレイズ」もおすすめです。