レジスタンスバンド とは、 ゴムやラテックスなどの素材で作られた、持ち運びができるひも状のトレーニング器具です。トレーニングにレジスタンスバンドを取り入れると、トレーニングの強度を高められるほか、けがの回復にレジスタンスバンドが役立てられることもあります。
レジスタンスバンドを用いた代表的なトレーニングの一つが、背筋を鍛える「ラットプルダウン」です。ラットプルダウンをジムで行う場合、専門的な機械を使って背筋を鍛える必要があります。しかし、レジスタンスバンドとそれを固定する場所があれば、自宅でも簡易的なラットプルダウンを行えます。
まずは、ドア枠などの高い場所にレジスタンスバンドをかけて固定し、膝立ちの状態になって両手でレジスタンスバンドを持ちましょう。腕は肩の高さのままで後ろに下げ、骨盤を固定した状態で、手を肩の近くまで引き寄せます。肘の角度が90度までレジスタンスバンドを引き、ゆっくりと元の状態に戻すのが、レジスタンスバンドを使ったラットプルダウンの基本です。
先述したとおり、けがからの回復期に活躍することも、レジスタンスバンドの特徴となります。ジムで行う強度の高いトレーニングと、自宅で行うレジスタンスバンドを使った軽いトレーニングを並行することにより、効率よく筋肉を鍛えられる可能性が高いです。