ロールオーバーとは、ピラティスにおける中級レベルのエクササイズです。ロールオーバーは、背骨の柔軟性や腹筋の増強につながるエクササイズであり、実行すると全身のバランスを整える効果が期待できます。

ロールオーバーは、あおむけの状態で行うエクササイズです。

まず両腕を体の横で伸ばし、手のひらを床につけましょう。次に、爪先を伸ばした状態で両脚を天井に突き出します。息を吐きながら骨盤を持ち上げて、両脚を頭の向こう側へ伸ばしたら、同じように息を吐きながら背中を丸めて、脚と床を平行にします。最後に息を吸いながら、元の状態に戻しましょう。

ロールオーバーが上手くできない原因としては、腰椎の柔軟性が乏しいことや、正しいフォームでロールオーバーができていないことの2点が考えられます。腰の柔軟性を高めるためには、ジムのトレーナーに相談しながら、適切な筋トレやストレッチを行うと改善しやすいでしょう。

ピラティス初心者の方は自己流でロールオーバーに挑戦せず、インストラクターのアドバイスを受けると効果的です。誤ったフォームを避けてロールオーバーを行うことにより、腹筋の増強などを効率良く進められる他、けがのリスクも抑えやすくなります。