ツリーポーズ(ヴリクシャ・アーサナ)とは、片脚立ちでバランスをとるヨガポーズの一つです。日本では「木のポーズ」または「立木のポーズ」と呼ばれることもあります。なお、ヴリクシャ・アーサナはサンスクリット語で、それぞれ「木」「ポーズ」を意味しています。
ツリーポーズを行うと体幹を鍛えられるため、バランス感覚を養えることがメリットです。血行を促進しやすいポーズなので、むくみや冷え性の改善などの効果も期待できます。また、バランス感覚が向上すると集中力も高まるため、心身のバランスを整えやすいこともツリーポーズの魅力です。
ツリーポーズは、立った状態で行います。肩の力を抜いて直立し、片脚の足の裏をもう一方の脚の付け根にくっつけましょう。そのままの状態で背筋を伸ばし、ポーズが安定したら腕の前で手のひらを合わせて、数回深呼吸します。最後に、合わせた手をそのまま上に伸ばし、一直線になりましょう。
ツリーポーズはバランス感覚を求められるヨガポーズなので、慣れるまではバランスを崩して倒れないように注意する必要があります。ヨガスタジオを併設したジムは、クッション性のある床を用意している場合が多いため、万一転倒したとしてもけがをしにくいでしょう。