ナディショーダナ(交互鼻孔呼吸)とは、左右の鼻から交互に息を吸う呼吸法です。ナディショーダナはサンスクリット語で、ナディは「エネルギーチャネル」、ショーダナは「浄化」という意味です。また「ナディショーダナプラナヤマ」と呼ばれることもあります。

ヨガでは、右の鼻で行う呼吸は興奮・緊張・活動を司る「交感神経」を、左の鼻で行う呼吸はリラックス・休息・回復につながる「副交感神経」を優位にするとされています。ナディショーダナでは、左右の鼻をバランス良く使って呼吸するため、5分ほど続けると気持ちを穏やかな状態にできるでしょう。

ナディショーダナを行うときは、両方の鼻から息を吐き切った状態にして、親指で右の鼻を閉じます。次に左の鼻から息を吸い、薬指で左の鼻の穴を閉じて、右の鼻から息を吐き出しましょう。ここまでの流れを基本として、左右を入れ替えながら、交互に呼吸を繰り返します。

ヨガインストラクターが在籍するジムでは、ナディショーダナをはじめ、その他の呼吸法もじっくりと学べます。呼吸は自律神経との関わりが深いため、自分に合った呼吸法を学ぶと、リフレッシュしやすいでしょう。ナディショーダナの場合、左右どちらかに特化した呼吸法をとることで、より強いリラックス効果が期待できます。