ナマステとは、古代インドで使われていたサンスクリット語です。

ナマス(NAMAS)には「礼拝する」「敬う」「身を任せる」といった意味が、テ(TE)には「あなた」「あなたがもつ内なる光」といった意味が込められています。ナマステは、ヨガの最初と最後の挨拶にも使われており、ヨガをする方にとって日常的に使う言葉です。

ナマステは「ありがとう」といった感謝の意を込めて使われていますが、実際にはさらに深い意味が込められています。サンスクリット語をそのままに訳すと「あなたの内側の美しさを敬います」、また「あなたの美しさから私にも内なる光があることに気付かされました」といった意味があると解釈できるのです。

なお、インドには、現在もヒンディー語としてナマステが残っています。インドでは、ヨガ用語と比較してやや軽く「おはよう」「こんにちは」「さようなら」といった挨拶の言葉として使われることが多いです。また、目上の方に対しては、ナマステではなく「ナマスカール」という言葉が使われます。

ジムでヨガを行うときは、言葉がもつ意味を意識しながら「ナマステ」を使いましょう。相手を敬って接することにより、相手からも尊重され、ヨガの神髄に触れやすくなります。