ルーマニアンデッドリフトとは、主にお尻と太もも裏の筋肉を鍛えるトレーニング方法です。ルーマニア人のウェイトリフターが好んで行っていたため、この名前が付いたといわれています。通常のデッドリフトと比較すると、下半身により強い負荷がかかることが、ルーマニアンデッドリフトの特徴です。

お尻と太もも裏の筋肉に対して直接的な刺激を加えられるため、ルーマニアンデッドリフトを実行することにより、ヒップアップ効果を得やすいでしょう。また、お尻や太ももといった大きな筋肉を鍛えることによって基礎代謝が上がり、痩せやすい体質に改善しやすくなります。

ルーマニアンデッドリフトには、バーベルを使います。両脚を肩幅と同じ広さに開いて、脚の付け根部分から上体を曲げましょう。背筋を伸ばした状態のままバーベルを持ち上げ、バーベルの軌道を太ももに沿わせて上体を曲げます。そして、腰が丸まる手前までバーベルを下ろしたら、元の状態に引き上げます。ここまでの動作が1回です。

ジムでルーマニアンデッドリフトを行った後は、入念なストレッチを行いましょう。ルーマニアンデッドリフトは下半身にかかる負担が大きく、筋肉痛が発生しやすいトレーニングです。特にハムストリングスと大臀筋を入念にケアすると、その他のトレーニングも並行しやすくなります。