ペクトルフライマシンとは、主に大胸筋を鍛えるトレーニングの「ペクトルフライ（ペックフライ）」を行う際に使うマシンです。胸板を厚くしたい方だけでなく、肩を鍛えたい方からも愛用されています。幅広い用途で使われるため、ペクトルフライマシンを設置しているジムは多いです。

ペクトルフライマシンの使い方は、まずシートに腰かけて肩を落とし、肩甲骨を寄せるようにして胸を張り、アームレバーを握ります。このとき、肘の高さは床と並行になった状態にしましょう。準備が整ったら、アームレバーが正面に来るように腕をたたみ、ゆっくりと元の位置に戻します。ここまでの動作が1回です。

ペクトルフライマシンの使い方はシンプルですが、正しいフォームで行わなければ効果的に鍛えられません。肩が上がった状態で使ったり、背中がシートから離れていたりすると、大胸筋に負荷がかかりにくくなります。

ジムでペクトルフライマシンを使うときは、椅子の高さの調整や、稼働域の範囲設定を適切に行うことも重要なポイントです。負荷については、目安として10回～20回できるものが適切といえます。正しい使い方が分かるようになるまでは、トレーナーのアドバイスを受けながらトレーニングを行いましょう。